「ねぇ、今夜は何食べたい?」
「ねぇねぇ、〇〇ちゃんがおじちゃんにって、ミカンを持ってきてくれたわよ!」
「いよいよ秋本番、神社の大ケヤキがちょっと赤くなってきたね」
「おはよう、今日も頑張ろう」から「おやすみ、また明日ね」まで、1日にいったい何回話かけているだろう。
声に出さない問いかけを入れたら、何回も何十回も何百回も話しかけているのに、夫からの返事は1度だってない。
8月22日、退院したその夜、夫は旅立った。
息子たちや孫たちとの夕食時、器の音や孫娘たちのかわいらしい笑い声、そして1日中忙しく立ち働いていた私がようやく食卓につき、カレーライスを口にした大賑わいの中で、静かに……。
そして2ヵ月。
最後に聴いた夫の声「ただいま!」を糧に、やらねばならないことをするだけのことに身体を動かしている。
なんと申し上げていいのか言葉もありません。
シニアナビでお世話になった思い出が走馬灯のように蘇っています。
心からご冥福をお祈り致します。
deckyさんもお力落としでしょうけどどうぞお身体に気を付けてお過ごしくださいね。
deckyさんが元気じゃないとyuumaさん、心配なさると思うから。
もう2ヵ月も経ったのに、まだあの日で時間が止まったままです。
気持ちにも身体にも力が入りません。
でも、しっかりと受け止めなくては、いつまでもこのままではいけないと、文章にしてみました。
心から、ご冥福をお祈りいたします。
「にぎやかな中で、静かに」というのが、私の知る正史さんにピッタリ。物静かで、控えめで、そして笑ったらなんとも豪快な彼でしたから。
deckyさんの中では、まだ時間が停まっているのですね。止まった針が動き出すのを、ファンの一人として待っています。でも、あまり待たせると、私が向こうで正史さんとdeckyさんの噂をしているかもしれません。
我ながら情けないです。
力が出ないんです。
分厚いベールに覆われて世の中と隔離されているような日々、覆いを投げ捨てたいのか、このままでいたいのか……。
いやいや、このままじゃいけないの、分かっています。
親友のK子ちゃんも、私に黙って旅立ってしまいました。
われわれ夫婦を思いやって、知らせないでと言い残し4月に。
つい先頃しりました。
3人でいっぱいいっぱい積み上げてきた思い出を、語り合える2人が同時に。
酷いですよね。
次に会ったら容赦しません。
それを糧に頑張りましょうか。