5月25日(土)
補聴器を付けて聴き入る聖五月
眼鏡市場へ。1時間ほど付け方外し肩使い方など教わる。外して追いデン祭へ、さて付けたのだが最後の紐の処理がよくわからない難儀する。1時間ほどしか付けてなかったけれどもう慣れた感じ。でんな。アタシって昔から順応しやすい体質なのよ、
中学生の頃、メガネを買って貰って賭けたときのクリアな世界を見たときと同じ感動を味わっている。しかし、世間ってけっこう騒々しいのだ。永年静かな世界の中でくらしていたからびっくりするやらうるさいやら。
おいでん祭も歩くと歩くだけくたびれる。毎年の如く出口側面に位置して持って出た腰掛けに座り撮影開始。夏日で汗を搔くという予測で湿気に弱い補聴器は外して出向いたのだった。突然の雨というのもダメらしい。むろんうっかりシャワーもむろん水泳も。
そういえば部屋に帰った途端台所からかちかちという断続音が聞こえる。音の元を探っていったら壁掛け式の扇風機のタイマーが途中で止まっていて動きたいという発信をしていた音だった。えーーー、そんなのハルカが出入りしたときからじゃんけ。何年経つのだ。発火するよアンタ。娘の愛が子どもの頃買った壁掛け扇風機がまだ使えたのだった。今頃慌ててもせんもないがタイマーのダイヤルを垂直にする。音が止まった。聞こえないというのは恐ろしい。聞こえるというのは普通だろうけれど素晴らしい。
マリコと暮らしていた頃補聴器だった。どんな喘ぎ声を出していたのだろうか残念。もっと早く調達すべきだった。
アナタ本来の補聴器の活用法を間違えいるよ、そんなことしか考えつかないのか。
母の壁かけ時計のチックタックがうるさい。そういえば田舎の母から電話があるときよくこの音を阿佐ヶ谷のアパートで聞いたのだった。復活する。
厨房メモ
おいでん祭会場で多米のコバヤシさんと出会う。この人は不思議なヒトでどこでも見かけるのだが撮った写真見たことがない。見るのは一年一度市民展だけだ。
何はともあれ音の世界に突入。まだいくらか先はある遅くは無かったろう。
思えば森林インストラクターで子どもを引き連れ森を歩いていたとき あの鳴いている鳥はなんて鳥ですか と聞かれたときが一番困った。