11月6日(土)
いわし雲そのなかプールは生きてゐる
だらだら飲みなので飲んだ気がしない。休みであることの確認をなんどもしてだらだらする。だらだらしてもぬか床は掻きまわす。これを怠ると瞬時にして死んでまう。死なせてなるものか。愛しきぬか床よ。プールに降りたら愛しき奥様の姿は今日はなかった。一キロバタフライに加えて4泳法をこなし時間となった。少し早めに出向いたのだ。加齢から来ているのか右ひじが痛む。バンテリンを夜に塗り込む。
冷やしておいた熟柿がンまい。いや、冷やしておいた新潟の酒・越の寒菊 がんまい。<ラスト・パニッシャー ニコラスケイジ>を観る。
観終わって夜更けの酒を飲んでいる。ワカメとイナダ。そういえば稲田さんてなんか事件に絡んでいたなあ。きれいな人だった。
月めくりカレンダーがあと一枚になっている。だらだらしているうちにこの一枚に突入だろうか。だらだらはからだにいい。
だらだらからだだら。そうだらあ、いいだらあ、は三河弁である。だらだらしていてなんかだらしない言語だ。当節はもう田舎のお年寄りしか使わない。地方も都市化しているようだ。
下校する中学生がスカートをめくりあげていた。なんだなんだスズメでも飛び込んだのか。
更衣室でエーさんがしきりと話しかけていたのだが耳は悪いエーさんのマスク越しの声はとおくさざ波のようだった。適当に相づちを打っていた。聞き返すと永遠のゼロにつながる。
汲んできたスギ薬局の水を常温のまま台所に置く。しみじみと常温水がおいしい。そういえば おいしい水 と書いてあった。四角いおおきな容器を買おうとは思ったけれど顔を洗うわけでもないそんなには要らない。これでよか。
来月は14日、とサトシくんが言ってきた。勤務のことだ。一年くらいは頑張ろうか。