歴史的な遺産をどうしますか？

おはようございます。

山形県酒田市の漬物の梨屋　齋藤真です。

４月１９日（日）の山形県酒田市は、快晴です。

今日の天気は晴れのち曇り、最高気温も１７度まで上がる予報で、春らしい１日となりそうです。

山形県酒田市の満開だった桜は、昨日日中に吹いた南西方面からの強風のため、散り始めました。

午後２時頃に吹いた最大瞬間風速は１９ｍ／ｓで、観光で酒田を訪れ、漬物の梨屋本舗にお土産を買いに寄って頂いたお客様も驚いた様子でした。

桜まつりで賑わっている日和山の一角に、平成２１年の米国アカデミー賞外国語映画賞を受賞した映画「おくりびと」のロケ地になった「旧割烹小幡」があります。

「旧割烹小幡」は、映画「おくりびと」の中では、主人公の小林大悟が、東京の管弦楽団が解散し帰京先での就職先ＮＫエージェントという葬儀社の社屋として、映画の中にたびたび登場します。

映画「おくりびと」の公開後から、多くの観光客が「旧割烹小幡」を訪れましたが、老朽化を理由に、昨年の山形ディスティネーションキャンペーン終了とともに内部の公開は終了、現在は閉鎖された状態が続いています。


存続の危機に立つ映画「おくりびと」のロケ地「旧割烹小幡」


地元からは、「歴史的な街並みの記憶を残す遺産として保存して欲しい。」との声が上がっていますが、修繕費用がかさむため酒田市は検討協議会で方向性を決める方針のようです。

今までも、酒田市にある多くの歴史的な街並みが、老朽化の名のもとに壊されて来ました。

そのたびに特色のない街並みとなり、とても寂しい気持ちにさせられました。

「旧割烹小幡」は、酒田の繁栄を後世に残す歴史的な建造物のひとつであると思います。

安易に取り壊すのではなく、是非、修繕活用する方向で、話を進めて行って頂きたいものです。



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