土曜の朝の衝撃的なニュース。
もしかしたら、遭遇していてもおかしくない、心配していた事態が起きてしまいました。
あの美しい街に起こった悲しい事件にまずは哀悼の意を表します。
3日目の朝も夜のうちに降った雨で湿った空気でスタート。
昼過ぎまで時間を有効にと散々計画を練って練って・・・ 最後は凱旋門かオペラ座見学かに悩み、オペラ座に決定!
ホテル近くのシャルルミッシェル駅から地下鉄に乗りオペラ座に向いました。
初めての地下鉄でしたが乗り換えも簡単で難なくクリアー。
オペラ座に10時に到着。そこには開門をまつ人がすでにいて、PMSのSさんも開門を待っていました。
しかし!いっこうに開門の気配は無く、窓の上から見下ろしているのは職員?
15分たっても空かず、観光客も増えてきます。
遅れるならなんか言って欲しいよね!と 皆プンプンしてきました。
何もわからず30分待ったところで断念し、次の予定だった近くのラファイエットに行く事にしました。
後で分かったのですが、この日は内部の見学は出来ない日だったとか・・・ 事前調査の薄かった事が招いたミスだったわけです。
その後はラファイエットでお土産を買い、お昼を食べました。
屋上からはオペラ座、エッフェル塔、そしてその手前にマドレーヌ寺院の屋根らしきものも見えました。
歩いてマドレーヌ寺院に向かい、オケ合わせをしました。
夕飯に用意されていたレストランのあった場所は下町風の町並みでした。
そして本番のあった4日目がスタート。
この日はオルセーにRERで行ってみようという事になり、私達の他にYさん達も合流して出発!
しかし! ここで即興ガイドだった私が着ていた電車に飛び乗ってしまい。後の4人の人は乗れずに出発!(汗)・・・
一緒に乗ったAさんとオルセー駅ホームで待ったのですが、後続の2本には乗っていなくてちょっと心配しました。
結局、分岐から合流後のオルセー駅なので、ジャベルでは次に着た電車に乗ってもオルセーでは間に2本あっただけの事でした。
チケット売り場も空いていて、ミュージアムパスを持っていた私達と持っていなかった人との違いはほとんどありませんでした。
5階からサラっと見学して計画通り2階のレストランで食事もできて大満足!
その後はYさん達とは別れてボンマルシェまで歩き、欲しかったバターが置いてあったので購入(この右のバターすごく美味しかったです!)しホテルに戻りました
衣装に着替えてマドレーヌに向かいました。
リハーサル、本番と至福の時間が過ぎていきます。
お客様も沢山着てくださり、本番での先生の指揮のオーラはだれしもが引き込まれてしまうものだったと思います。
終曲の後の祈りのような(きっと先生はしっかり祈っていらしたはず)約1分の長い沈黙。そして、暖かい拍手で演奏会は終わりました。
今朝のニュースでマドレーヌ教会が写っていたのですが、
物乞いのおばさんがいたあの柵の前に銃を持った兵士が何人も立っていて、この時の穏やかな雰囲気はありませんでした。
昨年の今頃はミラノとフィレンツェに行きましたが
同じ頃「ミラノローマパリの旅」に行った甥っ子は
テロが心配だからとパリは中止になっていました。
まだまだアブない状況だったのですね。
パリに行ったのは17年前、娘との二人旅でした。
自分たちでメトロやタクシー、電車(なんていう電車だったか忘れました)に乗ってオペラ座やベルサイユ宮殿、オペラ鑑賞のために新しいオペラ座に行きました。
自分自身の足で歩いたので記憶が鮮明で
dewさんの記事を思い出深く読ませていただいています。
ありがとうございます。
いくらか不安材料はあってもまだまだ平穏な空気な時でした。もう!うきうきした気持ちでいたのは確か。
でも年末、年明けの事件とどんどん不安になり、行くならテロが起こって巻き込まれるという事を覚悟して行くと決めていました。なので出発までもずっと気にしていましたし、現地でもこの教会でなにかあったらとかちょっと想定したのは確かです。
そして、本当に起こってしまったと・・・。
ちょうどテロ1週間前に通り過ぎた、金曜の夜で賑わうカフェの様子が目に浮かびます。路上にまであふれる楽しそうな若い人達の姿・・・。とても悲しい気持ちになります。
でも、そんな悲しい事が起こってしまったとはいえ、パリで!フォーレのレクイエムを!フォーレの命日に歌うマドレーヌ教会の演奏会で歌う機会を与えてくれ、美しい晩秋のパリを歩いてこれた事すべてに、本当に感謝しています。