如意樹の木陰

古い記事ではサイババのことが多いです。
2024年に再開しました。

「栄光」について

2006-06-06 23:17:25 | Weblog
栄光」という言葉が気になったので、少し抜書きしてみた。

① 「誰であれ、その見極め方がどうであれ、どれほど長い時間をかけたにせよ、私の栄光を理解できるものはいない」 サイババ


石をとろかし木々からも悲しみを引き出したほどの牧女の栄光を理解しえぬ者には、その真偽のほどを判断する資格はありません。
死んだような心では、宇宙至高神であり美と力によって宇宙を魅了したクリシュナ・チャンドラの月光のごとき光輝を把握する事は出来ません。
もっとも明晰であり純粋な知性の持ち主だけがそれを理解する事が出来るのです。
      ---- バガヴァタ・バヒニ 第20章 クリシュナのあたえし至福 ----


【パラ】【パラム】の語は、卓越した、越えた、はるか上の、あらゆるものよりもっと栄光ある、という意味です。 パラブラムマは、いっさいのものを越え、いっさいのものの背後にあり、三界のいかなるものよりも偉大であるものを指します。 パラブラムマは不二にして、独特であり、永遠にして無限です。 【二】は相違、分裂、避けられぬ不和を意味します。 ブラフマンはあらゆるところに偏在しています。 それゆえに唯一者であり、ブラフマンのみが存在しているのです。 それは分割することも、破壊することもできません。 これを認識する事こそ最高の英知(ニャーナム)です。  ----英知----


宇宙の基盤であるブラフマンを常に憶念し、ブラフマンの有相の面に祈願し、ブラフマンの栄光を語り、ブラフマンを同伴者とし、常にブラフマンの御前にいるとの意識で暮らす事を言います。 パンチャダシが、「神のみに捧げられた想い、神のみに捧げられた言葉、神のみについての会話、このように神に一心集中して生きる事こそ、賢者が英知の修行と称するものである」と言ったのはそのためです。 これと同じことを、クリシュナはギータの中で語りました。 「彼らは私に心を定めて離さない。 彼らは私を呼吸するゆえに生き続ける。 彼らは互いに私について語り合い、私の事のみを話す。 彼らはそうする事のみに大きな満足を覚え、幸福に浸る」。    ----英知----

⑤ 【栄光】 かがやかしいほまれ。光栄。名誉。「勝利の―」「―に輝く」_さいわいを約束する光。瑞光。 ---- 広辞苑 ----

⑥ 新約聖書には、「栄光」という言葉がものすごくたくさんある。とくにヨハネの福音書に多いように思う。

引用ばかり長くなったが、どうも宗教書では「栄光」は神の属性であり、人間においては神に近いものほどより「栄光」があるということらしい。
しかも、それはなかなか理解できない概念のようなもの?らしい。

今日の写真は、ザクロの花です。