如意樹の木陰

古い記事ではサイババのことが多いです。
2024年に再開しました。

ツバメ

2006-06-15 22:34:51 | Weblog
会社の玄関のツバメの雛は5匹らしい。
だいぶん大きくなって、巣のふちに口を開けて並んでいる。
だいたい均等に大きくなっているところを見れば、親は子供の見分けが付くのだろうか。
それとも2番目に餌をあげたから今度は3番目とか考えているのだろうか。

会社の事務所の玄関のすぐ上、地上3メーターもないところに巣を作るのだから、人間に対しては好意的かと思うとそうでもない。
しかし、昔からツバメは人家の玄関の外か、入ったすぐ内側に巣を作る。
何か理由があるのだろうが、わからない。
単に人間の傍のほうが、子育てに成功する確率が高いために、淘汰の結果そうなったにすぎないのだろうか。

夕方5時頃、私が巣の近くに立って雛の様子に見入っていると、親鳥が威嚇してくる。親ツバメが強く鳴きながら目の前50cmくらいをかすめるように飛ぶのである。
いかにも精悍で、羽はつややかで、凛々しい。母は強し!である。
しかし、あまり親を怒らせるとまずいし、目でもつっつかれたら笑い話では済まなくなるので、すぐにその場を離れた。
玄関を出入りする人は多いのだが、巣を気にするようなそぶりを見せなければ、威嚇される事はないのだと思う

巣の近くに親鳥は2羽いるが、せっせと餌を運んでいるのはそのうちの一羽だし、威嚇するのも同じ親鳥のように見える。
たぶん卵を産んだ母鳥なのだろう。
では、もう一羽のほうは番の片割れの父親なのかどうか?どうなんでしょうかね。
あるいは、若いメスが子育てを手伝うなんてこともあるのだろうか。


明るい未来

2006-06-15 06:54:57 | Weblog
私たちが、次の世代に残そうとしている「負の遺産」の大きさにうんざりする。
「負の遺産」とは、国や自治体の負債のこと。
今の子供たちは、その大きな負債を背負わされる上に、年金の負担も大きくなるだろうし・・・
普通の会社ならとっくの昔の倒産していると思うのだが・・・
政府や自治体が、全く収支バランスを考えず、痛みを伴わない改革ばかりに終始しているのはなぜなんだろうと思う。
結論から言えば、それを放置した私たち国民が悪いのだし、私たちは多かれ少なかれその恩恵を受けてきたわけだから、負債についても責任を負う立場にある。
民間であれば、明らかに、一度整理してゼロからやり直す段階に来ているのだが・・・
政治家にも官僚にも、あまりその意識が感じられないのはなぜなんだろう。
結局、彼らは自分の任期の間なんとかもたせれば、それで責任を逃れられるとしか思っていないのかな・・・
それとも、改革しようにもシステムが古すぎて手が打てないのかな・・・

私の子供の頃、未来は明るいと感じさせられてきた。そのように教育されてきたのかもしれない。
そして確かに、子供の頃に比べれば、はるかに便利な、高度な技術に支えられた生活をしている。
これは、私の世代が子供の頃イメージした明るい未来の一部である。

今の子供たちは、どんな未来をイメージしているのだろうか?
明るい未来をイメージできているのだろうか?
少なくとも「負の遺産」など背負わせず、せめてゼロから「明るい未来」に向けて出発させてやりたいのだが・・・