💀マスクは不潔💀
マスクが感染リスクをアップさせている可能性はないのか【コロナ第7波に備える最新知識】
「感染力が従来に比べて強いとされるBA.5は、少ないウイルス量で感染するということ。つまり、これまでは問題ない行為であってもそれが感染ルートになると考えなければなりません。そのひとつとしてマスクがあると思います」
マスクは着用者自身がウイルスが含まれる飛沫を周囲にまき散らすことを防ぐのが主な目的である。 「空気中に漂う、ウイルスを含んだエアロゾルを吸い込むことを防ぐと考えている人が少なくないですが、それはN95のような顔に密着するマスクを装着した場合です。
隙間のあるマスクをしている人は逆にエアロゾルを多く排出している可能性がある。
それは、スーパーコンピューター『富岳』を使ったマスク着用者のエアロゾルの飛び具合を調べた実験でも明らかです」
マスクをすることで呼吸器系の鼻腔、口腔、肺内、気道の温度が上昇し、排出されるエアロゾル量が増え、より感染が拡大しやすくなっているのではないか。
■欧米ではマスク着用が減っている
日本では連日、新規陽性者数の記録更新が続いている。しかし、欧米でも陽性者数が増えているとはいえ、最高記録を更新しているわけではない。 その違いにマスクがあるのではないか、と岩室医師は考えている。
「欧米ではマスクをしている人が減っているのに対して、日本はマスク着用がマナーとなっている。それが日本と欧米の新型コロナ陽性者数の違いになっているのではないでしょうか」
空気中を漂うエアロゾルもいつか落下する。その場所をべたべた触れた手でマスクの表面を触ったりすれば、感染リスクは高まる。
「結局、現在の感染急拡大の大きな要因は、自分でやるべき感染予防行為を一つ一つ確認して実行していないから。飛沫を浴びたかもしれない料理を食べない、飛沫やエアロゾルが落下した場所はむやみやたらに触らないことです」
クーラーをかけた室内でも窓を開けるのは当然。
「空気の流れをつくるには窓開けだけでは不十分。私は簡易扇風機を持ち歩き、私の周りの空気の流れをつくっています」
新型コロナの新規陽性者を抑制するには、いま一度、感染予防の基本に立ち戻ることが大切である。