意外にも前から少し興味のあった
補陀落山寺に立ち寄ることができました。
命をも削る人々の熱い思いの
こもったお寺ですから、
この地に静かに力強く存在するって
感じで佇んでいました。
さあ、今日もいろんな観光地や
名刹を訪ねましたね。
この世界遺産のお寺で、
和歌山初日の旅は終わりです。
4時半ごろに宿に到着しました。
旅割もまだまだ続いているようで、
フロントでワクチン証明書や
身分証を出すと、宿泊費の補助とともに、
2000円のクーポンをいただけます。
いやあ、これはありがたいですねえ。
もうなんか国や都道府県の補助としては
できすぎな感じも否めませんが、
ここはまあありがたくいただいておきましょう。
さあではまずは温泉に浸かりに行きましょう。
ジムでは浴槽もないので
この温泉がとても楽しみです。
足を延ばしてプハ―っとお風呂に入るって
気持ちいいですねえ。
この旅館では露天風呂もありましたので、
気持よくつかりました。
でも平日なのに、子どももいますねえ。
お父さんに向かって何か叫んでいます。
ん?和歌山弁かな。
何を言ってるのかさっぱりわかりません。
ああ、歳をとったら最近は
耳も悪くなると同時に、
なんか脳みその言葉分解能力も
衰えていますね。
でもねえ、返事で帰って来る
父親の言葉を聞いたら中国語でした。
ああ、そうかあ。向こうは春節ですね。
学校も休みなんでしょう。
ぼちぼち、コロナの制限も解け始めて、
こういう外国観光者も増えてくる
みたいですねえ。
そんなことを考えながら、
鯨のように浴槽に横たわり
思いっきり温泉に浸かってきました。
さあ、では飯です。
今回は一番シンプルなコースを
申し込んでいます。
まあたいがい旅館の料理は、
我らの年代になると
食べきれないほどありますね。
なのでシンプルに安くしておきました。
でもねえ、ここにきたら
特別料理があるのです。
鯨の丸焼き・・・
ではないのですが、
クジラの刺身の盛り合わせのような感じです。
これは別料金なんですが、
旅割やクーポンで得した分を
思いきって注ぎ込んでみることにしました。
それがこれ。
尾の身とベーコンとコロ(脂肪)と赤身です。
まあ、世の中では淀川に迷い込んだ
マッコウクジラがとても
話題になっていますが、
まあ一方でこういう食生活を
楽しむおっさんもいてるわけですね。
で、味はというと
あまりおいしさを実感するような
ものではなかったですが、
あえて言うならやはり
「尾の身」が一番よかったかもしれません。
環境保護団体が襲ってこないやろなあ
と心配しながらいただいた
doironだったのです。
食後は部屋で、ビールを飲みながら、
旅のパンフレットとかを見つつ
明日の計画をするとともに、
5月の展示会のことを
色々試行錯誤したり、
それに伴う四国旅の計画を
固めたりとかしながら、
紀南の夜は更けていくのでありました。
さて翌日です。
旅の二日目が始まります。
昨夜の計画では、午前中に
那智の滝のところにある
西国三十三か所の一番札所の
青岸渡寺に向かう予定です。
てきぱきと朝風呂と
朝食をすましてゆきます。
こんな時はやはり
食べすぎてしまいますねえ。
なんかもう晩御飯でも
豪華な朝食になりました。
ご飯はマグロの丼風に仕上げました。
意外なことに那智勝浦は
生マグロの水揚げが
日本一なんだそうです。
そのマグロ丼にチリメンジャコを付けて、
朝食を作成。
あ~あ、帰ったらまた
ダイエットやなと
自分に言い聞かせながら
朝食をいただくのでありました。
続く
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