歩き始めるとすぐに、
目に入ったのが、
汽船に乗ってきた人たちが
ベンチのところにたまっています。
なんとそこではリスが
えさを食べているではありませんか。
大きなリスですねえ。
調べてみたら「タイワンリス」ですね。
みんなえさをあげるから、
とても繁殖していますし、
人間をあまりおそれません。
カメラを構えても逃げも隠れもしないし、
手に置いたえさもとりにやってきます。
逆に近寄ってくるほうです。
しかしこのタイワンリスは
二ホンリスの生息を脅かす
ようなところもありますし、
鳥の巣を襲ってしまうこともあります。
なので2005年には
特定外来生物に指定されていますが、
まあここは島ですから、
ここ以上に大きく生態系を
脅かしてゆくことも
ないのでしょうけどね。
以前、ドジ旅でここに来た時は
ジダンが地面に落ちている
まつぼっくりをひらって、
「ここにはリスがいるなあ」
と言ってましたが、
それはこのタイワンリスだったのですね。
写真も見事に撮れました。
このリスのおかげで、
もうお待ちかねだった友ヶ島も、
最初から好調な滑り出しです。
名残惜しいのですが、
次に進んでいきましょう。
この友ヶ島には、
先ほど言った蛇退治のための
孔雀もいれられたそうです。
全部で雄3頭と雌2頭が
入れられたそうですが、
メスはほどなくいなくなり、
一時は雄3頭がいたそうです。
ですから繁殖していませんね。
いまでもいるのかなあ。
そのほかに、もう一つ目玉になる
生き物が連れてこられています。
それは観光目的に連れてこられた
「鹿」です。
名前は「ハナシカ」とういう
鹿らしいのですが、
まあ見た目は奈良の鹿と
同じような格好です。
頭の上に扇子を持っていて、
座布団に座っているという
ハナシカではありません。
このシカも今はいるのかなあ
と持っていたら、なんといました。
コースの少し先の方の山手に
2頭の鹿がおり、
doironの顔を見たら飛ぶように
山の方に逃げていきました。
きっと百獣の王を
連想したんでしょうねえ。
などと、かくかくしかじかと
考えてしまいました。
島に入るなり、もう動物に
翻弄されていますねえ。
野生の王国、友ヶ島です。
海沿いの気持ちいい道を
進んでいきます。
あ、ここにハンモックがありますよ。
そしてなんとそのハンモックの上にタヌキが・・・。
すみません。
ハンモックってあまり
乗ったことがないので、
出しゃばってしまいました。
このハンモックと横の恋人の
ブランコに女性陣が乗っていましたが、
これはもう野生の王国ではないので、
掲載しないで置きましょう。
それにしても、
次々にいろんな写真スポットが
現れますねえ。
砲弾跡を訪ねて歩いて
行ってるのですが、
すでに砲弾が放たれているような
にぎやかさです。
あれ、前方に建物が見えてきましたよ。
先ほどの建物は海辺の宿
みたいな感じでしたが、
ここはなんと観光旅館で
「富士見別館」となっていました。
なんかどうも名前が気になる
ネーミングでしたが、
近寄るともう経営はされていないようです。
昭和の40年頃が大勢の若者で
にぎわったそうですが、
2003年に南海も撤退し、
ここの観光業界というのはなくなり、
唯一友ヶ島汽船が船を出している
という状況です。
ライフラインはと言いますと、
灯台もまだ稼働していますので、
電気は海の中を下を通して
届いていますが、水はありません。
船で運んでいるような状況だそうです。
そして電話は電気と同じ感じだと
ネットに書かれています。
携帯は届いたり、届かなかったりです。
続く
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