ひとりごと:「私設いけだ阿波踊り研究室」

阿波踊り大好き行政書士の日記
武術談議、阿波踊り談議が大好きです。地元の方はお気軽に(笑)

昔話2

2014年07月08日 08時53分44秒 | Weblog
語りべ連長のちょっと昔話(笑)
好評につき第2弾

(個性の踊り子)
「最近の阿波おどりは、組踊りが多くて
個性の踊り子が少なくなった」
なんて年配の方の声を良く聞きます。

昔のいけだ阿波おどり(僕が幼稚園、小学生の頃には)
名人芸を披露してくれる名物踊り子が大勢いました。

その中でも、(コサックの大さん)と、(どじょうのきよっさん)
は、今に無い踊り子でした。

コサックの大さんは、池田の歴史上最も低く踊った人。
低いといえば、うちのレンタロウも低いけど、
レンタロウの姿勢が前傾するのに比べ
大さんは、そのまま下がる空気椅子のような姿勢で
足を前にぱっぱっっと出す踊り方。
まるでロシア民謡のコサックダンス。
そのまま演舞場を押し切るから凄いもの。
「印籠の房がすぐダメになるゎい」
そりゃそうでしょね。ずっと引きずる高さやもん。
晩年は、腰を悪くして
あの踊りが見えなくなったのが残念でした。

どじょうのきよっさんは、
表情芸の踊り。どじょう掬いを取り入れて
おちょけたなんともいえない仕草と表情で
お客さんの目を釘付けにしたもんです。
泣きじゃくる子供が、
きよっさんの踊りみて、一緒に踊りだした話が
あるほど。

お二人とも鬼籍に入られて久しいけど、
間違いなく(いけだ阿波おどり)の
一時代を築いた名人です。
若い衆さん、名前を覚えていて下さいね。