ひとりごと:「私設いけだ阿波踊り研究室」

阿波踊り大好き行政書士の日記
武術談議、阿波踊り談議が大好きです。地元の方はお気軽に(笑)

まだまだあるよ。

2014年07月12日 01時04分53秒 | Weblog
語りべ連長のちょっと昔話(笑)
まだまだネタあるよ

(笛の名手)
いけだ阿波踊りの歴史で
笛の名手といえば、
谷のご隠居さんと、木曽のおっちゃんかな。

残念な事に僕は
谷のご隠居さんの音色を知りません。
少し世代が違いますので、仕方ありません。
ですから聞いた話を。

うちの家は、阿波踊り演舞場まで徒歩10歩の町内会。
当然、周りは踊り好き人間ばかり。
そんな町内で、毎年梅雨があけると
ご隠居さんの部屋から笛が聞こえだしたようです。
近所では、
「谷の音が鳴ったら盆」って感じだったそうで、
元軍人さんらしい、楷書の芸って音色だったそうです。
連を引退されても、この習慣はながらく続いたそうで
一世代前の人は、口を揃えて
もう1回聞きたいって言います。

木曽のおっちゃんには、かわいがってもらいました。
谷村新司さんを10倍恐くした顔、、
つまり任侠顔なんですが、
その音色は、顔に似合わない(失礼)
柔らかいなんともいえない笛でした。
丁度、うちの連の、ようこさんみたいな感じかな。
とても印象に残っています。

谷のご隠居は、齢100を目前に大往生。
木曽のおっちゃんは、残念な事に
若くして事故で身罷られました。
こうして思い出すと、
身近に名人達人が普通にいます。
これが阿波の国なんでしょうね。
当たり前すぎて感じにくいけど、
この環境、ホントありがとう。