ぼくらわ 東京国立近代美術館で 10月11日まで開催している<ピーター・ドイグ展>を見に行ったのだ
この展覧会も 新型コロナの影響で開催が出来なかったけど 6月からわ 会期を延長して開催することが出来て良かったし 関係者の皆様ありがとうございますなのだ
今回わ えこうが感想を書くのだ
東京国立近代美術館 <ピーター・ドイグ展> 10月11日(日)まで
https://www.momat.go.jp/am/exhibition/peterdoig/
公式サイト
https://peterdoig-2020.jp/
作品リスト
https://www.momat.go.jp/am/wp-content/uploads/sites/2/2020/02/peterdoig_list_J_200221.pdf
展示構成
Chapter 1.森の奥へ 1986~2002年
Chapter 2.海辺で 2002年~
Chapter 3.スタジオの中でーコミュニティとしてのスタジオフィルムクラブ 2003
ピーター・ドイグの初期作から最新作までを紹介する待望の日本初個展だそうで、72点を展示しており、写真撮影がOKでした。
展示風景の写真
気になった作品
2.天の川
静寂の夜、天の川が煌めく夜空に一艘の小船が湖に描かれている。この小船は、映画の「13日の金曜日」の最後のシーンに由来していたり、アルノルト・ベックリンの「死の島」なども思い起こされるそうです。
水面と地上の木が同じでない場所もあるし、湖の色が黒のような感じなので、地平線で2つの世界を分けているように思えるし、黒の湖の方は、死後の世界のように感じた。
7.ブロッター
紫色の水面が印象に残る作品、凍った水面に立っているが、波紋があり、それを男性が見つめていて、内観的な雰囲気が漂っているそうです。
10.カヌー=湖
解説がなかったので、詳しいことはわからないが、NO.2の<天の川>の船が、時間をかけてこちらの作品へと移動したのではないか?と思った・・・。
13.ガストホーフ・ツァ・ムルデンタールシュペレ
展覧会のチラシやポスターになっている作品で、この作品を見たくて展覧会を見に行った。
基本構図は、ドイツのダム湖の古い白黒の絵葉書を参照しており、中央にいる二人のうちの左側の人物がドイグ自身だそうです。
なにか夢の中の世界のようで、通路の壁のカラフルでお菓子みたいな白の壁がいい。
19.ピンポン
屋外で卓球する男性が描かれ、後ろの壁のようにある3色四角いものは、抽象化されたビールケースだそうです。虚構な感じもあり、面白い作品でした。
20.花の家(そこで会いましょう)
黒と黄色の四角の積み重ねがいい。
23.馬と騎手
解説がないので、詳しいことは分からないが、馬に乗っている騎士が、死神などの怖い存在に思えた・・・。彼の顔の周りが色が違うのが、違う空間でこの世の人物ではないような感じがした。
24.夜のスタジオ(スタジオフィルムとラケット・クラブ)
解説に書いてあったが、均一に塗られた赤色の床、画面左側の格子模様と円形の組み合わせ、人物の描き直しの線が残っているところなどは、アンリ・マティスの室内画を彷彿させるそうです。
25.ポート・オブ・スペインの雨(ホワイトオーク)
黄色の建物は、イギリス植民地時代に建てられた留置場または監獄をもとにしているそうで、建物の前の徘徊するライオンは、ユダの獅子に由来、ユダの獅子はアフリカに出自を持つ人々の地位向上を目指すラスタファリ運動の象徴だそうで、それらをふまえて見ると、監獄そのものを抑圧されてきた歴史を持つメタファーと、檻の外にいるライオンを自由のメタファーとして捉えているようです。
47.座頭市
57.羅生門
展覧会のチラシに惹かれて、ピーター・ドイグの作品を見に行ったのですが、チラシに載っていた<ガストホーフ・ツァ・ムルデンタールシュペレ>は幻想的というか、不思議な世界観や色合いも良くて好きになりましたし、他にも、チャプター1.2の大きな作品などは、作品の元ネタが分かったらもっと楽しかったのかもしれません。
会期は長いので、ご覧になってみてはいかがでしょうか?
この後わ 所蔵品ギャラリーの<MOMATコレクション>を見たんだけど そのことわ 今度書くのだ