どるち & えこう の 『美術館・博物館めぐり』 & 『美味しいもの』日記なのだ

プレーリードッグのぬいぐるみの『どるち』と 飼い主?の『えこう』が書く 美術館・博物館や 飲食店の感想なのだ

『SOMPO美術館 開館記念展 珠玉のコレクションーいのちの輝き・つくる喜び@SOMPO美術館』なのだ

2020年08月16日 | アート【展覧会 & 常設】(~2022年)

ぼくらわ SOMPO美術館で 9月4日まで開催している<SOMPO美術館開館記念展 珠玉のコレクションーいのちの輝き・つくる喜び>を見てきたのだ



前わ 東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館という名称で 損保ジャパン本社ビルの42階にあったけど 本社ビルの敷地内に美術館を建てて 2020年の4月にSOMPO美術館に変更になったのだ

場所が変わってから初めての展覧会で 本来なら 開館記念展を2つ開催するはずだったんだけど 新型コロナの影響で 1つにまとめての展示となったのだ

ぼくらわ SOMPO美術館の所蔵作品の展覧会って11年ぶりだから 今回の感想わ えこうに任すけど 4点だけ写真撮影がOKだったので ルノワールの2点と一緒に撮ってもらったのだ



ここから先わ えこうの感想なのだ

SOMPO美術館 <珠玉のコレクションーいのちの輝き・つくる喜び> 9月4日(金)まで

https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2020/opening_exhibition1/

作品リスト
https://www.sompo-museum.org/wp-content/uploads/2020/03/pdf_ex_opening_exhibition_list.pdf




展示構成

第1章 四季折々の自然

第2章 「FACE」グランプリの作家たち

第3章 東郷青児(1897–1978)

第4章 風景と人の営み

第5章 人物を描く

第6章 静物画─花と果物

SOMPO美術館の名品70点を展示しており、5階から4階、そして3階へと行く順路になっています。開館記念ということで、3階に展示しているゴーギャン、セザンヌ、ルノワールの作品(4点)のみ写真撮影がOKでした。

※チケットは日時指定、美術館内ではチケットを販売していないので、ネットやコンビニなどで購入出来ます。


気になった作品

3.山口華楊 葉桜

初期の大作、円山公園の枝垂れ桜を基に構想をした作品。画面中央に幹を配置し、心地良い風に揺られているような青々とした葉桜を描く。葉桜に守られているような感じで、下の方にはアザミ?とドクダミの花が咲き、ヘビも遊びに来ていた。


6.山口華楊 幻化

2匹のキツネがまるでダンスをしているかのように林の中で遊んでいる。キツネが幻想的で神の使いとして描いたかと思った。


7.奥村土牛 朝顔

クロスさせた竹に巻き付き、上へ上へと伸びる朝顔が描かれ、青、赤紫のなどの朝顔の花がバランスよく咲いていて、緑青の葉も美しい。スマートな朝顔だった。


9.平山郁夫 ブルーモスクの夜

満月の照らされ、うっすらと金色に輝くブルーモスクが幻想的で美しい。


28.東郷青児 望郷

展覧会の看板にも載っている作品で、ギリシャ風の神殿の前に立つグレー系の服を着ている女性が描かれ、ほほに手を当て何かタイトルのように故郷を思っているのか。

女性のピンクの唇と手の仕草やフォルムが美しく、SOMPO美術館の東郷青児の作品の中で1番好きな作品なので、この作品の写真を撮りたかった・・・。


29.東郷青児 レダ

裸のレダとその後ろにゼウスが変身した白鳥が描かれ、ともにダンスをしているみたい?二人の空間というか、ゼウスに閉じ込められた空間へと移動してきたかのような背景でした。


30.東郷青児 花炎

黒い背景に浮かぶ、花籠を持った女性が描かれ、タイトル通り、女性の周りの花や葉も赤々と燃えるよう。女性は炎の精霊や妖精のように思え、持っている花籠は、炎の花の卵が入っているように思えた。


32.東郷青児 笛

初めて見たかも?上半身裸の女性が光背のような月をバックに笛を吹いており、まるで観音様のようでした。


49.ポール・ゴーギャン アリスカンの並木路、アルル


前の時は、展示ケースから遠くて近くで見たことがなかったので、分からなかったが、よーく見るとキャンバスの後(縫い目?)がはっきりとわかる。





52.ピエール=オーギュスト・ルノワール 帽子の娘



53.ピエール=オーギュスト・ルノワール 浴女


修復され古いニスを取り除いているので、裸婦の肌が白くなっている。


69.ポール・セザンヌ りんごとナプキン



70.フィンセント・ファン・ゴッホ ひまわり


1988年安田火災が操業100周年記念で購入。私の中では、ゴッホのひまわりといえば、真っ先にこの作品が思い浮ぶ。この作品は、確かロンドン・ナショナル・ギャラリーの作品を模写したもので、ロンドンのよりもSOMPO美術館の方が黄色が明るいと思う。

解説に書いてあったが、西洋でひまわりは、忠誠、信仰心、転じての愛や友情の象徴とされているそうで、ゴーギャン(ゴーガン)との友情のために描いたんだと思いました。

ひまわりの写真も撮りたかった・・・。


あと、2章で展示していた川島優の<Toxic>や、東郷青児の水彩作品の<舞妓>、藤田嗣治(レオナール・フジタ)の<猫と少女>も良かった。


今回、作品の画像をあんまり載せてないので、チラシの画像を載せます。(クリックすると大きな画像で見れます。)
 


あと、2週間ほどで終わってしまいますが、SOMPO美術館の名品がご覧になれますし、今は上野でロンドンナショナルギャラリーの<ひまわり>が見れるので、2つの美術館を行って見比べてみるのもいいかもしれません。

SOMPO美術館の好きな作品である、山口華楊の<幻化>、奥村土牛の<朝顔>、平山郁夫の<ブルーモスクの夜>、東郷青児の<望郷>などを久しぶりに見れて良かった。


ひまわりの写真は撮れなかったけど 美術館の外に陶板で作れたひまわりがあって えこうに撮ってもらったのだ


ぼくのいない写真も載せるのだ(クリックすると大きな写真で見れるのだ)



あと 帰り際の美術館の建物を撮ったんだけど なんとなくだけど建物がゾウっぽく見えるのだ・・・



この後わ 下高井戸駅に移動して<ピッツェリア トニーノ>でランチをしたんだけど そのことわ 今度書くのだ