おささん(春野寿美礼さん)の歌声は、本当に天からの使者(天使とはちょと違う)というか、神々しいな…と感じる作品!…の中のひとつ。
DVDがすぐに出てこなくて、スカステのを引張出して来ました。
💿『源氏物語 あさきゆめみしⅡ』梅田芸術劇場千秋楽(スカステ放送)2007年
初演は2000年花組
大和和紀さんの漫画が原作。
この漫画で『源氏物語』を勉強した!と言っても過言ではありません。まだ漫画持ってる〜!
さて、この作品の映像を初めて視た時の感想は…といえば、
画面が暗い、とか(→セットや背景が全体的に黒い)
歌が多すぎてちょとなぁ、とか
頭中将の頭がなんで茶髪?(→多分原作のイメージ)とか、
歌がちょとな…な女人が…。
とか、文句ばっかり(笑)。
当時のどらっとは歌が台詞みたいに歌い継がれれていく演目が苦手で…多分今もそんなに好きじゃない。
ので、どうにも違和感が…。
とはいえ、おささんの光源氏は本当に美しく、歌声は神々しく、生でそれを聴いたら、多分終演したら放心してたてなかったんじゃないかな、と想像。
源氏、頭中将(壮一帆さん)、と柏木(真野すがたさん)、夕霧(望月理世さん)が4人で舞う所が華やかで好きです!
めおちゃん(真野すがたさん)は背が高いのにああいう日本物の衣装とか中国物の衣装なんかが良く似合う。
どらっとは洋物の衣装よりめおちゃんは和中物が似合うと思うんですよね。
そして源氏物語といえば因果応報の物語。
柏木の裏切りを知った源氏の大臣の嫉妬の場面の歌は、ほんとに怖くてゾッとします。
見事な名場面です。
紫の上が危篤になったあたりからラストまでの一連が好きです。
切ない。
人に与えれる時はどうにもならない虚しさ。
人が愛おしい哀しさ。
一本立てなのでフィナーレがついてます!
…が、このフィナーレ和洋折衷ビミョーで。
幕がこれで降りているのが、なんともいえずもったいないというか、なんというか…。