どらっとは今や声優の吉野さんか大好きですが、キャリアが長い吉野さんの出演作品を全部視れているわけではありません。
過去作品を限りなく追っている感じです。
で、今回は中古ですがまとめて手に入ったので、がっつり、まったり視聴しました!!…のはこれ!!
💿『あらしのよるに ひみつのともだち』2012年TV東京で放送
DVDのパッケージには「文部省科学省学習選定作品」となってます!
凄いね!!
原作はきむらゆういちさんの絵本。
国語の教科書に教材として載ったり、映画になったり舞台になったり。
どらっとは2005年の映画をレンタルで視ていたのですが、ラストを全く覚えてなくて、今回そちらも合わせて映像レンタルして視ました。
ご参考に
↓
さて、TVアニメ版は全26話。
放送されてたのでさえ、全くしらなかった自分。
どちらかというとお子様向けアニメかもしれません。
が、原作が長年愛され続けていたり、国語の教材になったりする事からも分かるように、種別を超えた友情の物語なので、大人が視ても、それはもう、友達とは?相手を信じるとは?種別とは?なぜ餌なのに大切な友達になって、食べる事ががまん出来るのか?とか。
考えれば、考えただけ、テーマは深い…深い…深い、です。
お話しは
嵐の夜にある小屋に逃げて来たオオカミのガブ(吉野裕行さん)とヤギのメイ(釘宮理恵さん)がお互いを仲間(同種)だと思って、雷に怯えながら一夜を過ごし、
わたしたち気が合いますね?
と、明日もこの場所で会いましょう、合言葉は「あらしの夜に!」で!
と、別れて、翌日、会ってみたら…∑(๑°口°ll๑)!?…な、お話し。
2匹は仲間には内緒で、秘密に会って遊ぶ仲になって行くんだけど…。
と、いう日常がほのぼのと展開されるんだけど、最後はやっぱり仲間達とは決別して2匹は新たな世界に旅立つという…。
2005年の映画は絵本の絵柄に近い感じですが、アニメ版は絵柄(CG?)がかわいいし、メイが女の子なので、2匹は友達でもあるけど、じゃれ合ってる2匹を見がらラブな感じを勝手に想像して、ほのぼのとしたり、
時にはちょっと胸にグッと来る話しもあり、ホロっとする事も多くて、視ているとなんとなく純粋な気持ちに立ち戻って素直な気持ちになれる(ような)気がします。
ガブもメイもとてもかわいいし、愛おしい!
ガブは声が吉野さんって事もあって、もう愛おしさがたまらない!
言葉に〜やんす。って付く言葉回しもかわいいんだけど、ちょっとカスれた吉野さん独特のハスキーな声がガブにとてもよく合ってると思うし、ちょっとマヌケで少し抜けていて、トボケた感じがするけど、いつも一緒懸命で、真剣で、メイにも仲間にも決してウソがなく、なんか当たり前、ってなんだろう?とか、深く胸を打たれて、時にはうるうる、時に背筋を伸ばして真摯に鑑賞しました。
秘密ばかりだけどウソはない感じで、まあ、秘密=嘘になっちゃうんだけど。
メイが無事でよかったぁ〜
ってガブが安堵する場面がいくつかあるけど、そのシーン毎の安堵の仕方がそれぞれで、ちょっとした部分にもガブの情感にもらい泣きするちょっとアブナイ大人がここに…。
2匹が、偶然にも同じ歌を知っていて、それを2匹とも大好きで、時には2匹が肩を並べて歌ったり、散歩しながら歌ったり、ひとりでいる時に相手を思って歌う
🎵『風のうた』
っていう歌が色々な場面に登場するんだけど、
この歌のシーンは晴れ晴れとした気持ちになったり、癒やされたり、たまに泣かされるので、とてもヤバイです。
ガブは、ヤギが大好物なのに、
ヤギはだいっきらいでやんす〜とか、メイの前ではめちゃくちゃ虚勢をはるけど、色々葛藤しながらメイの前じゃなくてもヤギを食べないようにがまんしたり…。
架空の話しではあるけど、現代の自分達も考えなきゃいけない色々な事に気付かされる事がいっぱいあります。
ガブ好き〜(*ฅ́˘ฅ̀*)♡
ガブはとても男前だ〜!
メイもガブも友達になって、仲間たちには分かってもらえなくて、
どうしてみんなで仲良くなれないのかって傷ついて、
でもとても前向きなのが微笑ましくて好き。
ラストは映画と違ってあっけない気もするけど、ガブもメイも笑いあって出発して行ったから、きっとあの山の向こうの新しい世界で秘密じゃない友達になってるんだよね!!って想像してます。
今こそ再放送して下さいな!とお願いしたい作品です。
国語の授業はどんな事を教材にしてるんだろう?