煌めく星の向こうへ

宝塚は我が心の故郷。今や宝塚は遠くなり人生折返し?てから声優吉野裕行さんに突然魅せられました.。.:*ෆ気軽に絡んでね!

『RANPO in the DARK』視聴〜F

2020年07月27日 22時34分00秒 | CD&DVD&アニメetc
リーディングシアターvol.1「RANPO in the DARK」
江戸川乱歩原作「白昼夢」「人間椅子」「赤い部屋」の3部作。
脚本・演出:野坂実さん

公式サイトはこちら



本来なら6/10〜6/14に神田明神ホールで開催予定だったリーディングですが、昨今のコロナの影響で前売り開始ををギリギリまで伸ばして様子をうかがっていた物の、無観客収録、後日有料配信になってしまいました。
vol.1だったので、非常に残念でしたが、配信あってありがたかったです!チケット激戦になりそうだった会場キャパでしたから。

配信期間7/10〜7/24まで。
配信視れてる内に思いつくまま感想書いて、配信期間終わりましたので更新しました。


3人1組でA〜I組。演目は全組共通(多分)
吉野さんはF組で共演は羽多野渉さん、阿澄佳奈さん。

朗読の配信を有料で視るの初めてでしたが、映像もきれいで満足です。
どらっとはiPadで視聴しました。

衣装もセットも音楽も凝っていて、公式で掲載されている女性陣の大正モダン的なお衣装の華やかな事といったら特に目を引かれました!
実際の時代設定はいつなんでしょう?昭和初期なのかな?勉強不足ですいません。


配信早々視聴しましたが、あまりの怖さに寝れなくなりました(←笑っていいですょ?)

ゾワゾワしました。
その世界の不気味さに。
その口調の狂気に。
たまに細められる視線の鋭さに…。

吉野さん………怖すぎです………: ( ºωº ;):特に「赤い部屋」。
っつうか、全体的に江戸川乱歩さんに「DARK」がプラスされてますから…やっぱりミステリーっていうか、摩訶不思議というか…、まさに白昼夢を見てるようでした。

羽多野さんと吉野さんは相性がいいのかな?
朗読のなんたるかは分かりませんが、吉野さんの狂気を匂わせる演技と羽多野さんの狂人そのもののようなバランスが絶妙だと思います。(←白昼夢の演技)


📖「白昼夢」
私が見ている白昼夢なのか…?
それとも私が見せられている白昼夢なのか?
今“私”は何処に存在しているのか…?

最初、なんだか淡々とした話しだな…と聴いていましたが、聴く回数増やす内になんつぅか、吉野さんの“私”のいる世界と羽多野さんの“私”のいる世界が交わる一瞬というか、なんかねぇ…。
ゾワゾワしました。

現実に戻って来たのか、それともケの世界世界に行ってしまったのか分からない感じを表現されてる吉野さんの演技に魅入ります。
読み手は吉野さんと羽多野さん

女の子がぴょいぴょいと
っていう言い方が好き。

吉野さんは白い夏物な背広姿にネクタイは黒なんだけどYシャツの襟が蝶ネクタイ結ぶ時のような形ので(よく分からなくてすいません)、麦わらの品のよい帽子をかぶってます。
大きめなデザインの背広が時代を表しているのかな?吉野さんによくお似合い。

羽多野さんは白っぽい和装で書生さんみたいな感じの衣装。
女性の衣装も白が基調で、夏っぽさを演出しているのかな?と思います。

白昼夢は見終わって、まず窓を開けて空気入替えまくりました………。
ふぅ〜帰って来たぞ、と思わず確認してしまいましたね。


📖「人間椅子」
白昼夢の後、休憩してから視聴しました。
読み手は羽多野さんと阿澄さん。
阿澄さん扮する奥様が手紙を読む。
この手紙の内容がまた淡々と語られる不思議な内容。
阿澄さんの声が少し幼い感じがしたんだけど、物語を知って見直した2回目は、逆にこの幼い感じの奥様の声が結構この世界に合ってるかな、と思います。

椅子の中に人間が…っていうと、何故か椅子に隠れて出てくる真飛さんを思い出すんだけど…と思ったら、あれ『黒蜥蜴』は乱歩さん原作だったな、と。(宝塚の舞台「黒蜥蜴」の事です。)


📖「赤い部屋」
読み手は3人。
吉野さんと阿澄さんは帽子なしで、衣装は前場と同じ。
赤い部屋というだけあって、証明は真赤。
大きなソファにひとりずつ腰かけ、ロウソクの灯りが床の上で光る。

自分の話しを語るT氏を吉野さんが演じます。
ガイコツのように見えるアゴが
ガクガクと…
とか
奇怪なカラクリ仕掛けの生き人形
を見てるようだ
とか語られていて、
そのT氏が
「私は…」と
その第一声を発した瞬間に
ヒィーーーい、この人生きてる人ですか………ぶるぶるっ:(´ºωº`):
と、まずなりました。
だ、だ、だ、誰…!?←紛れもなくT氏ですが、吉野さんのこういう演技の時、本当に誰!?ってマジに思う事多々あって、声優吉野裕行さん本当に凄いとますます惹きつけるられます。(怖いけど…)


はい。
そのようにして
見事に引き込まれ、T氏の語る言葉に
ぎょっ!?としたり、
ゾゾっ…としたり、
ヒィーーーー、と振るえ上がったり…。

かなり、、、、かぁなり引き込まれ、微動だに出来ず、最後の最後まで緊張しぃ…で。

マジに怖すぎました。。。

はぁ〜乱歩さんの世界はなんつう摩訶不思議なんだ。


また、たまに、手元の本から目線を上げて、ちろりと画面越しに冷たい視線が飛んで来たり、
または、狂人のそれっぽい、不気味な視線が飛んで来たり…。

背筋に冷たい汗が流れて…。


「私は…」の一声で吉野さんに引きつけられたまま、かなり長い時間T氏の独白となっているのですが、内容が怖すぎて、ひとつのエピソードが終わる度、
もう、勘弁してくれ
という気持ちと
次はどんな出来事が…?
という興味と、

どんどんT氏の狂気の世界に引き込まれたまま、自分がどうなってしまうのかという恐怖すら出て来ました。


吉野さんの見事な長台詞の流れるような語り口調が、今回ばかりは、ほんとに追い詰められるようだったし、椅子に座ったまま動きがないなか、まさにカラクリ人形のようにも見えるその語り口調。

間、といい。
声のトーンといい。

「白昼夢」と同じ語り手とは思えない見事な演じ分け。
吉野さんの演技にますます引きつけられました。

話しの内容も一筋縄ではいかなくて、2度3度と…ドキドキでしたね。
本当緊張するお話しの連続でした。



生で観劇してたら緊張感で途中持たなかったかもしれません。
そういう意味だと配信は配信で自由に視聴出来るのがありがたいですね。




さて、こうなって来ると他の組はどんな感じなのか気になって、羽多野さん繫がりでI組(小野友樹さん、羽多野さん、大西沙織さん)を視聴しました。

役を比べるつもりはありませんが、羽多野さんの演技がやっぱり違うので、その雰囲気の違いが、2組の違いかな、とも思います。


チケット取れたか分からない演目なので、こういう配信あると複数視れたりして嬉しいですね。


今後は、配信物が増えて行くんだろうな〜。




最後に3つのセットが見えるように会場の全貌が映されて、3人がお辞儀をして終わりです。

いつもの、どらっとが大好きな、手を真上からスッと下げて深くお辞儀をする紳士的な吉野さんが見れました⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝


ちょっとだけ不服を言うと、
音楽はまあまあ雰囲気に合ってるんだけど、過度な効果音はいらないかな、と。
声だけで十分その光景を表現されてたと感じたので。


照明のテーマは
「白昼夢」蒼(青)、「人間椅子」翠(緑)、「赤い部屋」紅(赤)
って感じです。
衣装が白ベースなので照明の色でお衣装の雰囲気も変って来るのも憎い演出ですね!←そういうの好き。
シンプルだけどとても雰囲気あるセットでステキでした。


ノンストップ収録みたいで、台詞がちょっと詰まったりとか、そんな所もあったけどライブ感あって雰囲気出てたかな。と思います。



何回か聴いてみて、だいぶ最初の恐怖が薄れて来て、後はもう好きなだけひたすらリピート。
I組も3回リピートさせてもらったので配信チケットの元はかなり取ってしまいました。

あぁ…吉野さんのこういう演技と次に出会えるのいつかなぁ〜とそれはそれは想像力を膨らませられたので、期限のある配信物もいいな…と思います。


ただ、家はWi-Fiの状態があまりよくないのでたまにブチブチ切れてしまう時もあるのが難でした。



配信アンケートにも珍しく回答しました。
vol.2の開催に続くといいな〜(*´꒳`*)





コメント
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