煌めく星の向こうへ

宝塚は我が心の故郷。今や宝塚は遠くなり人生折返し?てから声優吉野裕行さんに突然魅せられました.。.:*ෆ気軽に絡んでね!

朗読劇『城崎プレリュード』②

2023年01月13日 16時25分00秒 | オレ推し(よっちん&あんぼむ)
2022年12月28日15時の回を観劇してきました。





おふたりとも椅子に座ったままでの朗読。

いいな…こういう雰囲気。



印象的な場面がいくつかあって、配信視たらまたいくつか増えたんだけど、東地さんの生のお芝居と吉野さんの生のお芝居が混ざりあって、本当に良い時間でした。


印象的だった場面。

📖珠子の肌が『白い』『とにかく白い』という台詞がいくつか出て来るんだけど、その台詞の言い方が、なんとも色っぽくて、息を呑んだ。
マジ…ドキドキとかじゃなくて、“息を呑む”のだ。


📖珠子と絹也の喫煙所での場面。
なんだかとっても緊張した場面だった。
珠子も絹也も演じているのは吉野さんひとりなのだけど、ふたりの距離感というか、珠子の視線とか、
絹也につぶやいた
『ケチ』   
というひと言とか。
顔をあげて台詞を発したので、奇しくもマイクから声が外れてしまったんだけど、その生声での『ケチ』という吉野さんの言い方がなんとも生々しく、妖しく…とにかくぴーんと張った空気を気にもせず去っていく珠子の姿とか、戸惑う絹也の姿とかが、脳裏に有りありと浮かんだ。
(夜の部ではちゃんとマイクに収まるようにして来た吉野さんステキすぎた。


📖名古屋で再会した絹也と珠子の場面で、
珠子に詰め寄った絹也が、前を歩いていた珠子が急に振り返ってぐっと身を寄せて来たので、唇が近くて(←!)なんとか踏ん張る場面。
珠子が絹也にぐいっと寄る所とか、それにクラっとなりそうな絹也の焦りとか、珠子の艷やかな表情とかそういう物が見えたような気がした。


📖函館で、本丸からとか二の丸からとか言い合ってる黒澤と絹也。
なんだかこの二人の雰囲気が付き合いの長い仲の良い友人のように見えて、東京ではなかった二人の距離感がグっと近くなっててこの場面好き〜。


📖目黒川で黒澤を見つけた絹也!
『ご無沙汰してます!!!』←ワンコがしっぽをぶんぶん振ってる気さえしたここ!(⁎•ᴗ‹。)*       
黒澤が
『修理屋の帰りなんだ…』
って答えるところ。
チェロ奏者の色が出てて好き。
その先のライブハウスでチェロを演奏している場面の繫がりがある気がしてる。


📖『ふれあい』に潜入した絹也のほろ酔い加減とマスターの場面。
なんかここのふたりのお芝居さり気ないけど好き!                    


📖吉野さんが演じる珠子の印象が少し人間離れしているというか、現実の女性っていうより少し他の時代の女性のイメージがあって…。
そしたら、後半で黒澤が珠子の事を
『珠子は猫又かなにかだと思ってました』
とぼそっと言うので、そんなイメージでよいのかな?と思った。


📖珠子からの手紙を黒澤の所に持っていく場面。
もうここから先はおふたりの演技が凄すぎて何かを言うのは野暮かもしれないけどあえて書いておく!

走って来たのか息も荒い絹也が、息も整わず手紙を読み始める。
途中からするりと珠子にすり替わる。

あまりにも自然に珠子に切り替わり、その珠子の本心が初めて顕になって、珠子の声が本当に優しくて、その珠子の心にぐっと引き付けられて、黒澤がその珠子の心にぐっと感情を動かされた時。
会場内の空気がぐっと色濃くなってそこにいた全員が涙をこらえた気がして…。
気づいたら涙が流れていました。


📖黒澤が絹也にジャズバーに連れて行ってもらったのが嬉しかった、と語る場面。
もう、このどうにかしてくれ、というぐらい東地さんの黒澤に引き付けられて…('﹏*๑)ウッ…となって一気に涙がボロボロ出ちゃって、自分でもびっくり。

会場内からも鼻をすする音がして、
ああ、今、ここにいる全員が黒澤に、珠子に、そして絹也にシンクロしている…って感じた。

後、ここ、
黒澤が
あれ、絹也くんのお気に入りの場所でしょ?
とか問うと
『はい』
って絹也か答え、
その問いかけが2回続いて
絹也がまた
『はい』って答えるんだけど、その時の言い回しというか、
昼の部では黒澤の問いかけに絹也の嬉しさが溢れて、沈んでた絹也の気持ちがぐーんと上がって行く感じがして、それに続く最後のモノローグの終わり方に明るい未来を感じられた。
…と思う。

夜の部は、黒澤の問いかけに、絹也はこらえ切れない悲しみと嬉しさを掛け合わせた泣き笑いのような返事で、
だからラストのモノローグも哀愁が含まれていた感じがする。

ああ、もう1回観たいな…。




場面が前後してるのは、思い出した順なので、多分気に入った順になるかな。



終演後はさっさか会場を出てしまったんだけど、すれ違いざまに会釈したら、ご丁寧に、作業の手を止めて
ありがとうございました
と新谷さんにお見送りされて、またまた恐縮。



新谷さん、なんて素敵な人なんだ。


新谷さんが年末と配信終わってからの2回、質問に答える形式とリプやツイートの感想について話してくれるTwitterのスペースを2回やっていただいて、色々貴重な話しをいっぱい聞けました。

自分の好きな場面についてのツイートも拾っていただいて、名古屋での絹也と珠子の場面についてのコメントだったんだけど、
珠子の表情まで見えたような気がする、というところに
凄くわかります
と共感いただいて、とても恐縮でした(๓´˘`๓)

踏ん張る絹也のところの吉野さんが本当に好きなんだな〜。


吉野さんがよくインスタにあげられてる『とまれ』の道路表示。


どらっとの地元の方にはこういうのないので、都内に行くとつい撮ってしまう。

これは観る前に祐天寺の近くで何気なく撮ったんだけど、何気なく見直したら、まるで黒澤と絹也のふたりみたい。

足並み揃っているようで、ふたりは全然違う感じ。

自転車が絹也で、徒歩が黒澤かな?




配信についても少し備忘録的に残しておきたいので、もう少し続くかも。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする