朗読劇タチヨミ10周年記念公演
朗読劇タチヨミー第十巻ー
“grateful”〜感謝、観劇、雨のちsunshin〜
2023/2/8〜2/12 全7公演
サンシャイン劇場
流石に全公演は仕事しながらだと厳しかった〜
場所的な事もあって就業後の観劇は難しかったので4日間全5公演を観劇しましした。
タチヨミは下北沢の小劇場で演るからこその味もあるだろうけど、大きな劇場で演っていただけると、チケットも取りやすく、気持ち的(←どらっと不安障害なんで小さい所はちょい苦手)にも楽で大歓迎です。
さて、今回は10周年記念公演という事で出演者も演目も豪華です。
香盤表が出るまで内容も役もまったく分かりません!
それがタチヨミ!!
それでもチケット買っちゃう!
(出演者発表の後もちゃんと一般販売やらなにやらちゃんとありますょ)
今回香盤表はTwitterでは公表されず、会場手渡しでした。
事前に3パターン演るよ〜ってのは発表になっていましたが、後は観てのお楽しみ〜!で、初日は香盤表を見ずにワクワクしながら観劇しました。
お席も全体が見渡せてとても観やすかった!
左右が残念な事に空席で…、でも自分的にはノンストレスでとてもリラックスして楽しめました〜(*^ー^*)
ちなみに開演15分前に生影ナレが入り、そこからの松野さんが緞帳前に表れて客席と絡みながら色々なトークをして下さいました。(千秋楽、大楽は松野さんトークなし)
初日は関係者さんが多くて、会場に入られるお客様(主に関係者さん)が松野さんに手を振りながら入場されて、松野さんも手を振り返されて…和やか〜に始まりました!
2/8(水)19時 A演目
📕『裁判』作:山崎洋平さん
裁判が開かれている。
被告人の罪状は台本偽造罪(違ったらスイマセン💦)。
アドリブを入れまくり台本を台無しにしているという被告人。
初日なのに、僕が被告人でいいんですか〜?
と、登場して来た被告人が岸尾さん。
名前を名乗りなさい
で『タチヨミゾウ』と名乗る。
裁判長、松野さんがいつの間にか『松野大将』呼びになり、
なぜかいつも「ちょっと…聞いてませんでした」と全然真剣味がない弁護人の吉野さん。ロングヘアがお美しい〜 ⁺♬°ృ
検察官の神田さんがどこまで台本だか分からない鋭い突っ込みが炸裂し、呼び込まれた証人(ここは毎回シークレットみたい)が皆口裕子さん。
被害者の会代表!っていう設定で会員は約2000名らしい。
なんか、どこまでが台本なのか全く分からない。
おかしくて笑って、岸尾さんと吉野さんが目線合わせて何かを楽しそうに企んでいたか?のような微笑みが忘れなれない。←正直楽しかった!という感想しかないこの演目。
この先どんどん膨らんで行ったのでした(笑)。
📕『伝言』作:萩森淳さん
母親からの電話に出ずに留守電にしてしまった息子、圭太。
母が病気で死んでしまい、その留守電を聞きながら後悔の念にかられている様子。
母の留守電に母への伝言を残すのに、メッセージを消去してしまう。
無機質な留守番電話の
メッセージを消去する場合は…
という音声と圭太の言葉に込められたメッセージの対比が印象的。
母親、麻生さん。
圭太、草尾さん。
自分、草尾さんを生で拝見するのが初めてで、どなたなんだろう?と他の演目でもずっと思っていて、終演してから香盤表見て、あー!!草尾さんってあの(花道の)草尾さんだったのかー!
と分って、失礼ながらも自分的大感動の嵐でひとり悶絶してました。
📕『AI失格』作:倉沢学さん
見終わった後、この作品、よく出来てるなぁ〜と感心してしまった。
題材も今時な感じで、正直「Alexa」ってなんだっけ?な自分世代にはちょっとゾッとした話し。
スティーブの川島さんは、こういうお役が凄く似合っていると思う。
アダムの神田さんが真相を突きつける
「パパ」って言い方がとても機械ぽくて怖かった。
📕『手紙』作:金沢知樹さん
男が故郷の恩師に手紙を答辞風に読み上げる。
恩師に受けた様々な愛ある仕打ちの数々。
自分がしたイタズラ。
アイスを奢ってもらった思い出。
作文を褒めてくれた先生。
様々な思い出を語る男。
男は新垣さん。
東京に居て、
葬式には出れない。
だから代わりに語り続ける。
新垣さんはこういう素朴な青年役がよく合ってるな〜。
最初の方はクスッとした笑いをもらい、最後はグスン(☍﹏⁰)と切ない気持ちにさせられた。
📕『断捨離』作:山下平祐さん
2020年第六巻でこの作品を観てます。
凄く印象に残っていて、吉野さんで観たかったな、と強く思っていた作品。
まさか初日に吉野さんの“男”にお目にかかれるとは〜(৹ᵒ̴̶̷᷄ ᴗ ᵒ̴̶̷᷅৹)
女、皆口さん
信じられない豪華な組合せ〜!
これ夢かッ…(˶°ฅ°˶)ᵎᵎ
吉野さんの“男”はただただ普通のどこにでもいるただのおじさんで、それがなんとゆうかよけいに哀れで…。
前に進んで下さい、というか
前に進んで欲しい、と願わずに要られませんでした。
泣く…(´;ω;`)ブワッ
📕『雨のシャボン玉』原作:三ツ矢雄二さん「姉の赤い薔薇」より脚色:松野太紀さん
2020年の第七巻で観劇した作品。
舞台演出の若干の違いはあるものの作品の雰囲気はそのまま。
ラスト、グリーンのスポライトがまるで鉄格子のように“弟”を囲む。
“弟”から“姉”への切り替わりがよりリアルでした。
弟、緒方さん
姉、河合さん
番頭、高乃さん
いや、もう、なんというか、
緒方さんが第一声を発した瞬間、客席の空気がザワッと緊張感に包まれた感じがして鳥肌たった。
河合さんは流石の女形の方。もっと違和感感じるかな…と思ったけどそんな違和感全くなかった。
元々歌舞伎っぽい作りの作品だからかな。
📕『明日を待つ子供たち』作:桐木啓子さん
戦争はいかん。
晃司、川島さんのおじいさんが危篤である。
子供翔也、吉野さんにおじいさんが翔也が大きくなったら読んであげて欲しいと以前もらっていたおじいさんが作った紙芝居を、まだ早いかな?と思いながら翔也にせがまれ読む事になる。
紙芝居はおじいさん孝司の子供の頃の話しだった。
第二次世界大戦での長崎に原爆が落とされた全日からの話し。
うん…戦争は本当にいかん。
もう真っ黒に全身焼きただれた姿で、それは大きな死にそうな黒い犬に間違われるほどで、子供の名を絞り出すように吐き出して死んだ幸枝おばさんの高乃さん。その断末魔の演技に、言いようのない恐怖を感じました。
その後死んでしまったいとこの喜代子ちゃんの神田さん。息を引き取る演技が、もう、もう…ほんとに死んじゃうじゃないかと思ったよ…(ó﹏ò。)。
喜代子が息を引き取った時、孝司の岸尾さんが、先に亡くなった幸枝おばさんに、
今、喜代子ちゃんがそっちへ行ったよ、ちゃんと迎えてあげて!と涙ながらに叫ぶ。
岸尾さんのストレートに真面目な役って心打たれちゃうんだな。
おじいさんの孝司は草尾さん。紙芝居を読み上げます。
紙芝居が終わり、晃司の元に長崎からおじいさんの訃報が入ります。
すると翔也が
天国の喜代子ちゃんたちに、
今、おじいちゃんがそっちへ行ったよー!
って叫びます。(←その前からかなり泣いてた所へ追いのもらい泣き。)
孝司くんのお母さん、松枝さんは皆口さん。
孝司くんたちの家は長崎郊外(山の方)
にあって被害は小さくて生き残りました。
戦争はいかん、、、本当に。
松野さんの歌♫『生まれ来る子供たちのために』がより涙を誘うんだな…。
吉野さんの翔也…メチャ可愛かったなぁ〜。
川島さん父と吉野さん子…超貴重!
カーテンコールでの松野さんが本当に印象的な初日でした。
泣きすぎて頭痛かった…。
ちょっとわかりづらいけど、カラーのチラシもあった!こちらA3。
香盤表のチラシは白黒A3✕倍
※台詞みたいに書いてるとこれは雰囲気で読み取っていただけると助かります。記憶違いありましたらご容赦下さい。