ブックカバーチャレンジ もどき 2日目
『コロボックル物語』シリーズ
小学校2年生にあがる前の春休みに、以前通っていた豊間根保育園を訪れたのね。その時に、コロボックル物語(1)『だれも知らない小さな国』を先生がプレゼントしてくれました。
「まだ早いけど、大きくなったら読んでね」って。うちにあるこの本には、先生の名前が書いてある。先生の本だったんだね。
この度このチャレンジに参加するにあたって、「なんでくれたんだろ?」と改めて考えてみた。
当時は数少ない延長保育の子だったし、卒園してすぐに大船渡に引っ越してしまったので、もしかしたら他の子よりも、ちょっと思い入れをもってくれていたのかもしれないな。
先生はもしかしたら忘れているかもしれないけれども、この本は、私にとってはものすごく意味を持つ本になりました。ほんとうに、感謝感謝です。
「大きくなったら」って言われたけど、待ちきれなくて、すぐ読んだ。すごくおもしろかった。当時の私にとって、人生で一番面白い物語だったんですね。
その後、誕生日やクリスマスに一冊ずつプレゼントしてもらって、時間をかけて5冊揃えました。
おかげさまで夢みがちな少女に育ちました。
それともそもそも夢みがちだったから、物語を楽しめたのかな?
私の人生を豊かにしてくれた、大切な本です。作者の佐藤さとるさんにも、挿絵の村上勉さんにも(挿絵がまた良いんですよ😊)、この本に出逢わせてくれた先生にも、本当に、感謝しております。