フリー句「笑われる」の巻
笑われる昼の空にも星巡る 巡紅
物質を数式にしたアインシュタイン ひろあき
食用植物に恵みの精霊を見た縄文人 巡紅
生きて行く必要以上には働かず ひろあき
白い薔薇乙女は摘まず笑み残す 巡紅
アイドルの引退会見疲れ見え ひろあき
枯れ芒観る若葉越しの青い空 巡紅
ローカル線途中下車する田舎道 ひろあき
缶ビール赤松抜けて潮の風 巡紅
夏の海サザンの曲を口ずさみ ひろあき
ガス欠のバイクを押して朝日浴ぶ 巡紅
にわか雨近づいていて気が焦る ひろあき
軽トラの荷台で一服雨合羽 巡紅
引き際を思案している旅芸人 ひろあき
梵鐘に足音並べ天仰ぐ 巡紅
秀吉と利休吉野の桜愛で ひろあき
翔ける風一目千色の彼方まで 巡紅
巨大な波に挑むサーファー ひろあき
雲間から海原続く退屈感 巡紅
マグロ揚がらぬ漁港ひっそり ひろあき
疫病で滅んだ数多の古代文明 巡紅
土偶のまなざしふとかなしみを見てしまう ひろあき
※ある歴史書に、このような記述があった。今のギリシャ人は、プラトンやアリストテレスの頃のギリシャ人の直系ではないという。ギリシャに疫病が流行し、大半の人が死に絶えてしまった。疫病がおさまった後、近隣の地の人々がギリシャに移住し、今のギリシャ人の祖になったという。同じような事態が、世界の色々な所で起きていたのかもしれない。いや、コロナは現在進行形だ。
笑われる昼の空にも星巡る 巡紅
物質を数式にしたアインシュタイン ひろあき
食用植物に恵みの精霊を見た縄文人 巡紅
生きて行く必要以上には働かず ひろあき
白い薔薇乙女は摘まず笑み残す 巡紅
アイドルの引退会見疲れ見え ひろあき
枯れ芒観る若葉越しの青い空 巡紅
ローカル線途中下車する田舎道 ひろあき
缶ビール赤松抜けて潮の風 巡紅
夏の海サザンの曲を口ずさみ ひろあき
ガス欠のバイクを押して朝日浴ぶ 巡紅
にわか雨近づいていて気が焦る ひろあき
軽トラの荷台で一服雨合羽 巡紅
引き際を思案している旅芸人 ひろあき
梵鐘に足音並べ天仰ぐ 巡紅
秀吉と利休吉野の桜愛で ひろあき
翔ける風一目千色の彼方まで 巡紅
巨大な波に挑むサーファー ひろあき
雲間から海原続く退屈感 巡紅
マグロ揚がらぬ漁港ひっそり ひろあき
疫病で滅んだ数多の古代文明 巡紅
土偶のまなざしふとかなしみを見てしまう ひろあき
※ある歴史書に、このような記述があった。今のギリシャ人は、プラトンやアリストテレスの頃のギリシャ人の直系ではないという。ギリシャに疫病が流行し、大半の人が死に絶えてしまった。疫病がおさまった後、近隣の地の人々がギリシャに移住し、今のギリシャ人の祖になったという。同じような事態が、世界の色々な所で起きていたのかもしれない。いや、コロナは現在進行形だ。