京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

西山寮詩会作品2019年12月

2019-12-12 08:03:32 | 俳句
【西山寮詩会作品】 2019年12月
ご神体出張なさる京師走      金澤ひろあき
なんとなく熱燗おじさんらしくなる

長生きも淋し楽しと栗の飯     宮﨑 清枝
コスモス園残る生命を惜しみつつ
枝豆を指にあそばす老ひとり
父の忌の何時しか過ぎて虫月夜
今朝秋や愛宕山麓住みし日も

秋夕やけ色づく柚子に艶やかに   奥田 一枝
山柿の枝先二三個の重さかな
しばらくは秋の夕暮うろこ雲
老眼鏡はずして見なほすカレンダー
赤とんぼ風とこぎゆき草の先

                 竹村 伊三武
台風被害見るたび思い出す家カタムキガラス総て割れた伊勢湾台風 
梅雨明け久々の嵐山ドライブ深緑の山々にしばし見とれる
台風上陸する度に思い出す小学生の頃柿栗拾い最高の喜び休校日
朝冷えた手足の痛みに度々思い浮かぶのは健康のありがたさのみ
鮮やかに咲き揃いけりコスモスが田園風景見事に変える 西田 ナツエ
天高く秋晴の日に運動会昔なつかし行事が進む
台風と共に寄せ来る寒い風銀杏紅葉(いちょうもみじ)も色変わり出す


最新の画像もっと見る

コメントを投稿