京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

春の地震

2019-04-15 08:08:06 | 日記
春の地震
    金澤 ひろあき
 春の雨で桜が散る夜、地震が起こりました。「春の地震」。季語そのものです。
去年の高槻の大きな地震を思い出し、一瞬ドキッとしました。
   春の地震息を止めてる笑い声 ひろあき   

西山寮 詩会作品 2019年5月

2019-04-13 09:07:10 | 日記
【西山寮詩会作品】 2019年5月
チューリップ春の女神の忘れ物    金澤 ひろあき

華やかに田植笠咲く千枚田      樋口 聖記
村総出空きベッド増す田植かな

ミニトマト赤い実頼りに苗種える   西田 ナツエ
チョコレート幼児に毒と棚の上
白梅の木の裸(はだ)見れば痛ましい後期高齢百年越える
出産を間近に控えた孫娘大きなお腹で足元見えず
暖かい天気にめぐまれ桜花朝の九時には八分咲き夕方四時には満開だ

北窓も開き狭き間に春の風      奥田 一枝
春寒や老の無精髪も伸ぶ
学童の声せぬ朝や春休み
露地栽培小鳥も味ずく春キャベツ
つくし摘む平成終わりか土手温し

梅東風(こち)や遠来の客今日も来る 宮崎 清枝
糸通す針の穴より春のぞく
朝ごとに藪近くなる春日差
シルバーカーにたよるこの頃春遠し
枝折戸(しおりど)に梅の香届きほんのりと

おおきにじゆんさいなひと四月馬鹿  中野 硯池
新装の南座都をどり見に
春昼や婆々の愚痴聞き爪を切る

平成最後の花

2019-04-12 08:13:20 | 日記
平成最後の花
              金澤 ひろあき
 平成の終わりに近づき、桜の写真を撮りながら、ふと環境の変わった自分をふりかえりました。こんな句が口から出ました。
   新たな世 平成最後の花惜しむ    ひろあき

桜の写真

2019-04-11 11:33:04 | 日記
桜の写真
                    金澤 ひろあき
最近、ひょんなことがきっかけで写真を撮っています。季節的に桜が多いです。同じ花でも、撮る角度や、時間によって見え方が違ったりして、面白いです。
奈良の山中で撮ったしだれ桜。これは若い友人と行ったので、大切な思い出になりました。向日市の向日神社のしだれは形がよく、美人。夜桜の撮影は、光の反射でぼけてしまい、難しいことを実感しました。まだ少し、はまりそうです。
     語り合うことまだある散るなよ桜     ひろあき

桜月

2019-04-10 09:17:13 | 日記
桜月
金澤 ひろあき
 理由はそれぞれですが、「好きな物」というのが、各人違うようです。若い友人に「好きな花は」と聞かれて、「桜と桔梗」と答えました。友人は「ひまわり」だそうです。太陽が似合う人です。
 この春、遅く帰ることがあり、夜道を歩いていました。街灯もなく、月明かりがたよりです。桜の花がシルエットになっていました。思わずひきこまれました。
   桜月夜 しのびね洩れてくる絵巻    ひろあき
   愛でる色 魂ひきよせる桜月