京都童心の会

ほっこりあそぼ 京都洛西の俳句の会
代表 金澤 ひろあき
俳句 冠句 自由律 詩 エッセイなど同好の人たちと交流

一葉忌の下鴨神社

2019-11-25 09:30:36 | 俳句
一葉忌の下鴨神社
            金澤 ひろあき
勤労感謝の日は樋口一葉忌。今年も岩城久治先生の吟行会に出ることができました。毎年、この日の午前10時、出町柳に集合です。行ったら、紅葉を見に行く人達で、駅周辺はごったがえしています。叡山電車は、切符買いからして大行列です。
 私達は叡山電車には乗らず、鴨川から下鴨神社に入り、糺の森、河合神社と吟行です。河合神社は鴨長明ゆかりの社で、方丈庵の復元もありますが、最近は「美人になる」願いをかなえることで有名だとか。
 境内にはカリンの実がいっぱいみのっていました。
着膨れてもこもこ美女になる社     ひろあき
カリンの実ぽっちゃり系もまた美人
 句会のあとは皆さんと談笑。これがまた楽しいのです。東京から松本てふこさんが来られ、最近出された句集『汗の果実』にサインしていただいたのを買いました。
 そのサインの句です。
  おつぱいを三百並べ卒業式       てふこ

夜行の列車

2019-11-22 08:07:19 | 俳句
夜行列車
        金澤ひろあき
 私が20代の頃、京都から出雲市までの夜行の普通列車が走っていました。また、東京発大阪行きの夜行急行「銀河」が走っていました。
JR西日本が今度、京都発出雲市行きの寝台「銀河」を走らせるそうです。たぶん、急行でなく、特急でしょうね。
 国鉄時代から初期のJRでは、安い急行や夜行普通列車が多く、よくお世話になりました。最近のJRはそういう列車がなくなり、少し残念です。
   夜行急行貧しさのせた夢のせた  ひろあき

眼科検診

2019-11-21 08:15:33 | 俳句
眼科検診
             金澤ひろあき
 冬紅葉が色づく中、月曜の午後に眼科の経過検診に行きました。五十八歳の時、手術をした病院です。右目が見えなくなったのも、この時期でした。紅葉の深まりを病院の窓から見て、静かに暮らしました。
 以前の視力は戻りませんが、一応見えています。退職まで仕事を無事にやれ、今も生活できています。それがありがたいです。無理は避けていますが、また歩くようになり、お酒も少し。
 思いつめても自分の意志ではままならないことがある。そんなことを思いました。他力本願ではないのですが、「自分の計らいを捨てて、お任せする」という気持ちにもなりました。
  生き伸びること冬の紅葉といい勝負 ひろあき

道祖神

2019-11-20 08:08:45 | 俳句
道祖神
             金澤ひろあき
 道祖神というと、信州というイメージが強いです。道端に夫婦仲良く抱きあっている石像が信州には多いからです。
 この道祖神が何と、京都市にもありました。京都駅の近くです。大学コンソーシアム京都という、よく研修で使う施設があるのです。京都駅の北西になります。そこを少し西に行った路地にあります。
 道祖神は、旅の安全も祈る神だそうです。そういう意味では、京都駅近くにあるのは、ぴったりなのかもしれません。 
    冬うらら抱きあっている道祖神 ひろあき

2019年長岡天神11月句会作品

2019-11-19 07:58:45 | 俳句
長岡天神11月句会作品

 11月も半ば。今年も後40数日です。郵便局ではもう年賀状を売っています!
 年末に向けての慌ただしさの中、300号の編集を行っています。校正などで参加者の皆様には、御手数をかけてすみません。よろしくお願い申し上げます。
 さて、皆さんの作品です。
各停の大江山口鬼芒        中野硯池
水澄むと丸めがね掛けるお地蔵さん 野谷真治
白鷺や台風逃れて石に立つ     岡畠さな子
みの虫のブランコゆれるまぼろしの 坪谷智恵子
鷺曰くポーズはこれで良いのかな  青島巡紅
鳥雲に惜しまるるもの惜しむもの  金澤ひろあき
つわぶきや一隅照らす母の背    三村須美子

12月句会は、12月15日(日)午後2時
阪急長岡天神東口 喫茶 アーバンにて