毎朝バス停で見られるある光景(体育会系的様態)

2023年09月04日 20時45分00秒 | 巻二 起居注
この4月から、いろいろ訳あって通勤時間を変えた。
で、朝は仙台駅から○○○七丁目行きのバスに乗ることが多い。

このバス、経路に某女子高があるため、そこの生徒と乗り合わせることになる。
ただ、利用するバスは始発(7時前発)なので、普通の登校時間にはだいぶ早い。

観察していると(私の趣味の一つは人間観察)、どうやらこの生徒たちは同じ部活の集団みたいだ。
朝練なのかな?

全員、ショートボブ。用具入れのような大きいバッグ。統一感がある格好。
そして誰一人おしゃべりしない。黙ってる。何なら笑いもしない。
すごい緊張感。。

そしてそして、所謂体育会系的な礼儀が徹底されている。


バス停の列に先輩が並んでいるところに通りかかれば、後輩はいったん立ち止まり「おはようございます!」と大きくはないがハッキリした口調で挨拶。

挨拶された先輩たちは、基本、無視。
せいぜい、軽く頷くくらい。
もちろん双方笑顔なし。会話なし。

クールすぎる集団だ。
漏れなくみんな同じ態度で統一されているのもすごい。

観察していて面白いのは2年生の子で、先輩(3年)のそばで立ち止まり挨拶、そして歩きだすと今度は近くにいた後輩(1年)がその2年生に挨拶。
先輩に挨拶する時は「健気感」。
そして後輩から挨拶される時はクールな態度。
この二種類の振る舞いを瞬時に行っている。


考えてみれば、自分が中高生の時。
文化部ではあったが限りなく体育会系的な部活だった。特に高校は。
先輩の存在は絶対だし、挨拶もしっかり行わなければならない。
高校の時なんか、「チャッ」という独特な挨拶語が徹底されてたっけ。

ああいう!体育会系的な空気に何十年ぶりに触れる思いで毎朝バスに乗っている。

ちなみに息子は運動部だったが、部員間にこんな緊張感は一切なかったな。


自分の所感としては、あのような先輩後輩間の緊張感を否定的にとらえている。

別にキャッキャウフフが良いとは言わないが、あれはどう見ても窮屈だし抑圧的にしか感じられない。

社会に出たら体育会人間が重宝される、なんて前時代的だわ。
逆に、従順さをよしとする人間が量産されないとも限らない。

まあ、私が体育会系的なモノを嫌っている人間なのは認めるけどさ。

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