とてもお久しぶりのアイドルオタク

2022年05月05日 13時44分00秒 | 巻二十三 アイドル
コロナ禍が始まる前までそれなりに通っていたアイドルグループが仙台駅前で無銭イベントに出るというので、行ってきた。


少し話を遡ると、コロナ禍が始まったあとは当然ライブ開催自体が減り、そのグループに限らず現場に行くことがほぼ無くなった。

そのうち、どこのグループもオンラインのライブや特典会を始めるようになり、俺自身も何度か参加した。
しかし、オンライン形式はやはり物足りないし飽きも早かった。

そうこうしているうちに、私生活のあるキッカケから、アイドル全般に対する興味や熱量が急速に覚めてしまったのが2020年秋。
それ以来、ドルオタ的な行動は一切しなくなっていたな。

もっとも、オタク卒業宣言をしたつもりはなく、モチベやお金、時間など条件が合えば足を運ぶことはあるだろうと考えつつ。

それで、結局肝心なそのモチベーションが復活しないまま1年半経っていたわけだ。

今回そのグループに、リアルでは2年4ヶ月ぶり(!)に行ってみようと思ったのも、すんなり決めた訳じゃない。逡巡があった。

今さら顔を出すという間抜けさと恥ずかしさ、昔のオタク仲間とも長いこと会っていないことから、当時のテンションで話せるかどうか。
そもそも当方の熱意は昔と比べ皆無に等しい所まで落ちているので、いろんな意味で浮いちゃうだろうな、とか。

その一方で、今回の現場は条件が良すぎた。

暇な連休中の昼間で他の都合と被り無し。
無銭。
好天。暑くも寒くもなく。
仙台駅前なのでアクセスもこの上無く楽。
何度も行った会場。

どの条件も、一つでも欠ければ行かない理由になるところだ。
たとえば、暑いからとか、遠いからとか、、

なので、これで今回干してしまうと、今後さらに足を運びにくくなる。
別に、次の機会が巡って来た時に、行くかどうか考えればいいだけという話だが、そこが俺の少々面倒くさいところでなあ。。

自分のなかで理由や理屈付けをしてしまうのだ。ああめんどくさい性格。


…という逡巡を経て、意を決して参加。

正直物凄く緊張した。
こんなの、初めてアイドル現場に行ったときのような感覚。

人混みのなか知り合いを何人か見つけたが、やはり多少気後れし声をかけず。そんなことすら出来なかった。

現役オタクの頃なら構わず彼らの中に顔出して挨拶してたのだが、そんな普通の所作が自然に出来ない。


ああ、予想以上に「余所者感」が強くなった。
周囲が俺をそう見ているとは思わないが(そこまで自意識過剰ではない)俺自身の意識が。


結局、物販も行かなかった。
これはある程度織り込み済みというか、今現在の一歩引いた気持ちだとアイドルとまともに話すことなんか出来ないので。
気安く誰とでも喋れる人間がごくたまに羨ましく思う。


帰宅後、DMにその現場のお知り合いからメッセージ。
メンバー卒業ライブのイベントに協力してほしいと。

あー、こういうのもとても久しぶりだ。
卒業、生誕。あったよねこういう感じ。

何度かここでも書いたように、個人的にはそういうイベント事が大嫌いではあるが、それに一生懸命に取り組むオタクたちのこと自体は尊敬している。
なので、とりあえず賛同の意はお伝えした。うん。



一日限定?オタク回帰の日。そんな1日だった。


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