カラヤン&ウィーンフィル「ブルックナー7番」

2009年12月30日 00時56分20秒 | 巻七 ブルックナーが私に語ること
年末ですね。
結局何も変わらず進歩しない(というか逃げてばかりの)1年でした。

ブルックナー:交響曲第7番
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 カラヤン
ユニバーサル ミュージック クラシック

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以前もこの演奏を紹介した気がする。
しかし、その当時はいろんな意味で病んでいたため、
あの頃の文章は痛すぎて読むに堪えない。
削除しないのは、まあ自分への懲罰&晒し首。

カラヤンのラストれこーでぃんぐと言うこの7番は、
名演解説の類で上位に挙げられることが多い。
かつての俺も、専門家の称賛が手にとるきっかけだった。
その後、まあそれなりにいろんなタイプの演奏に触れ、
そしてイマやはりコレは凄いとしか言いようがない。

カラヤンを絶賛、なんて少々抵抗を感じるんだけれども。

陳腐化した表現だが、本当に美しい。
薄っぺらいスピーカーで聴いてそう思うんだから間違いない(?)
そして、分厚い。
低音から中~高まで、各パートが程よく主張し、
結果非常に「コク」のある響きが醸成されている。
特にホルン。ワーグナーチューバ。
専門的なことは分からんが、肌で明らかに感じると云うことだ。

人工的と言うなら言え。
所詮再生機で聴くしかないのであるから。


やっぱり、7番が一番好きかもなあ。
この、妙に軽妙なフィナーレでさえ、
最後は神々しさの前に平伏さざるを得ない。
冬の星座群がそうであるかのように。

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