浅田 次郎「蒼穹の昴(1)」

2007年11月23日 22時21分00秒 | 巻十六 読書感想
なんか今さらのように読み始めた。
キッカケは、
著者の「中原の虹」という作品の広告やCMを耳目にしたから。

どうやら、清末のお話らしい。
ん?「蒼穹の昴」ってやつの続編なのか。
んではそこから読み始めなきゃ、…ということである。

文庫本全4冊のうち、
1巻目を読み終えたところだが、
なるほど面白い。
伏線らしきエピソードがあちこちに張り巡らされているし、
人物像も明確で多彩。
今風に言うとキャラが立っているってことか。
科挙や官僚制度の話も興味深い。

まあ、そんな知ったかぶったレビューは控えとこう。
なにしろ、浅田氏の作品は初めてだし、
ましてや小説を読むことさえ自分は滅多にしないからだ。
フィクションものって苦手なんだよね。

---------- キリトリ -----------

あまり関係ないけど、
この作品のおかげで、この歳になって初めて、
王朝の歴代皇帝を順番に諳んじることが出来た。

ヌルハチ
ホンタイジ
順治
康熙
雍正
乾隆
嘉慶
道光
咸豊
同治
光緒
宣統

嘉慶以降がよく判らんかったのよ。
なんの役にも立たない知識、また増えた。

---------- キリトリ -----------

「乾隆帝―その政治の図像学」
↑この本を今年読んでいたので、
乾隆帝や郎世寧、香妃の話がうまくつながった。

あと、
「ラストエンペラー」観てると
イメージの助けになるかもね(笑)

…などと他愛も無い上っ面な感想を述べつつ、
第2巻へ手を伸ばします。

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