藤田伸二「騎手の一分」

2013年08月23日 00時31分33秒 | 巻十六 読書感想
この夏の感想文の宿題はこれで行こうかと決めたw

騎手の一分――競馬界の真実 (講談社現代新書)
クリエーター情報なし
講談社


藤田の本って初めて読んだ。
ここには何のクレジットもない気がするけど、
これって藤田が実際に文章書いているのかな。
どう考えても聞き取り再構成って体なんだが。

まあそれはともかく、
俺は競馬好きと言っても業界の内部事情にさほど関心はなく、
よってここに書かれている「裏事情」も初耳なものが多い。

たとえば、エージェント制なんてあるんだな。
競馬専門紙の記者がその役を担っているって、
それはいかがなものなんだろう。いろんな意味で茶番だな。
まあ競馬自体壮大な茶番であるかも知れんけど。

あと、武が干される過程も初めて知った。
(何しろ過程そのものには関心がなかったもので)
まあ、めんどくさい世界だよね。
たぶん、野球とかサッカーとかより閉鎖的なんじゃないかな。
角界と双壁、みたいな?

あとは、岩田と祐一へのディスりがおもろいなw

馬主の件もJRA批判の件も、
たぶん別の視点から反論なり反証なりがあるはずで、
ここでの藤田の話だけを鵜呑みにしてはいけないと思うんだけど、
まあこういうのは言ったもん勝ちというかキャラ的に得だよな、というか。

読むことによって
もっと競馬を見たくなる本でもあり、
真面目に予想して馬券を買うのがアホらしくなる本でもある(いい意味で)。

感想を一言で言うなら
「 い い ぞ も っ と や れ w 」
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 宴の後 | トップ | 赤は »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿