金 聖響・玉木 正之「ベートーヴェンの交響曲」

年始休みの暇にまかせて讀書。

ベートーヴェンの交響曲 (講談社現代新書) 金 聖響,玉木 正之 講談社 このアイテムの詳細を見る

金さんって、ミムラさんとかいう女優と最近結婚したんですよね。
いきなり全然関係ないネタですが。
金さんといえば、このときの指揮者です。

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自慢ですが、
私はクラシック音楽好きを公言してるくせに
楽聖ベートーヴェンの交響曲を全部聴いたことがありません。
ディスクを持っているかどうかでいえば、
1，2，4番がありません。
この初期の曲って、
まさに金さんが語るところの
不当に低評価を受けている初期のシンフォニー、なわけです。
すみません～。

金さんの筆致は、語り口調で読みやすい。
ゴーストライターではないでしょう。
だって洗練されてない文章なので（褒めてんですよ）。

当然ながら指揮者目線。
ロマン的な大指揮者の時代と、
昨今流行りのピリオド派の対比が何度も出てくる。
金さん自身は中間ややピリオド寄り、なんでしょうか。
wikipediaにはこうあります↓
「古楽が作曲された当時の演奏形態を再現する「ピリオド奏法」を現代楽器で再現する試みに取り組んでいる。」

巻末の年表が面白い。
これだけ読んでてもいい。
やっぱり、
歴史を横軸で見るという作法は大切ですね。

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