「バムとケロのさむいあさ」

2005年05月03日 07時04分00秒 | 巻十六 読書感想
作・絵:島田ゆか 文溪堂(1996)

島田ゆかさんのバムケロ絵本シリーズの一冊。
シリーズどの作品も好きだが、この「さむいあさ」は飛び抜けて楽しい。
「萌え」という言葉はこの絵本のためだけにある、と
断言してしまう。ほんとに。

島田さんの作品の特徴は、
ページの隅々まで緻密に描かれた小物・キャラたち。
言うなれば、仕込みネタ満載。
一回読んだだけではわからない。
何回もじっくり見渡すことで、
いろんな発見がある隠し仕掛け、からくり草紙。


特に「さむいあさ」は、ストーリーも反則なほどに可愛い。
主なキャラクターは
犬の「バム」(保護者役)とカエルの「ケロちゃん」(やんちゃっ子)、
そしてアヒルの「かいちゃん」。
池で凍ってたかいちゃんを必死で助けるケロ、
ケロとかいちゃんのドタバタ劇、
置手紙を残しそっと帰ったかいちゃん、
そして最後の(やっぱりな、という)オチ。
笑いあり、涙ほろりあり。

かいちゃんを失ったケロちゃんが
うずくまって泣く姿、
ええいああ「もらい泣き」してしまいそう。

30歳過ぎてわかった。
大人にも十分響く絵本ってホントにあるんだな、とか。
いつまでもオトナになりきれない俺が言うんだから
全然説得力ないけど。

あと実は、エポキシパテで3㎝くらいのケロちゃんを造ってた。
…挫折してます。

相変わらずまともな紹介になってないな。
Amazonのレヴューあたり読んでみると雰囲気わかるかも。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
TBありがとうございます (ぽち)
2005-05-06 00:15:35
はじめまして。

ブログ初心者なもので、どこにお礼を書いたらいいのやら?私のブログの方にもコメント入れましたが、こちらにもおじゃまして一言お礼を。

返信する
ご丁寧に… (朱厚照)
2005-05-06 23:04:04
気を使わせたみたいで?

どうもすいません。

せっかくなんで、そちらへのリンクを

貼っときます。



http://blog.goo.ne.jp/pochi-memo/e/61e8f3377ff6ee1b5d6e1f867bdb1f7b
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