オバマに平和賞は100年早いか。

2009年10月09日 22時32分31秒 | 巻二 起居注
そもそもノーベル賞という「権威」をありがたがる精神が少々理解困難なのだが。
まあ、それはおいておく。

ノーベル平和賞にオバマ米大統領 「核なき世界」期待(朝日新聞) - goo ニュース

オバマが一体何をしたのか?
核廃絶を唱えた? それは、そうだ。
しかし、彼が主に行っているのは
メッセージ(これ自体は素晴らしいとしても)の発信でしかないのではないか?
現に、核兵器は1年前と全く変わらずお互いを射程に収めているではないか。

まさか、とは思うが
彼に対する評価は、人類に夢と希望を与えた、という一点だったり?
それだけでここまで賞賛される価値があるのか?

まずもって、
彼の受賞を祝福している人間が、世界の過半数に達しているとは思えぬ。
イラクを見よ。
アフガニスタンを見よ。
まして、パレスチナの絶望の淵を見よ。
なにが「平和賞」だ。
せめて、なにがしかの有形の実績を残してから、であろう。

100年早いとは言わないが、
どんなに贔屓目に見ても3年早い。

かすかな希望は、
「ノーベル平和賞という権威」が、
彼のこれからの行動になにがしかの箔をつけ、
その後ろ盾となるのなら、
それはまあそれで結構なことだ。

いずれにせよ、
現時点でのこの受賞に手放しで祝福など出来ない話である。

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1 コメント

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Unknown (まるせいゆ)
2009-10-12 19:18:16
江畑謙介死んでしまったね…
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