ショスタコ交響曲全曲演奏プロジェクトで10番と13番を聴く。

2007年11月11日 23時56分00秒 | 巻八 ショスタコーヴィチが私に語ること
今回の東京行きのめいんはこれ。
井上道義氏が、
8日ぐらいに分けて全15曲をやっちゃう。

会場は日比谷公会堂。
初めて行った。
そこらへんのホールとは違う歴史が
椅子のギシギシと共に感じられるわけだ。

---------- キリトリ -----------

井上ミッチーの指揮で、
十数年前に10番を演奏したことがある。
当時を思い出します。
時おり変則的に顔を出す三拍子を大きく判り易く振る姿。

---------- キリトリ -----------

知ったかは言いたくないが、
これぞロシアの音なんだな、と言うのが
随所に感じられ。
特に金管は、ああ、この感じだよという感じ。
有無言えないもんなあ。

---------- キリトリ -----------

13番「バビヤール」でをナマ聴くのは初めて。
というか、最初で最後だったりして(笑)

舞台の脇のほうに、
日本語訳を電光掲示板的に表示してくれていた。
これはいい。

歌詞を解ってるのと解らないのとでは、
この曲の場合全然印象が違う。

よくよく聴くと、
歌詞の内容と音楽がものすごくシンクロしている(当たり前だが)。
ものすごく考えて作られているんだな(そりゃ当たり前だが)。

改めて思うに、
こんな曲(詩も含めて)よくもソ連時代に演奏したもんだ。
初演はなかなか危うい雰囲気だったらしいが。

ショスタコは、
常に「人間」を音楽で表現している。
汚い人間、
尊敬すべき人間、
俗物、
真の英雄。


そういう意味でも、
この13番は金字塔であり墓誌銘である。

---------- キリトリ -----------

独唱も、合唱も、オケも、
もちろん指揮者みっちーも、
会場の雰囲気も、
一期一会的に凝縮し結晶化していた。

こういう試みはいいと思います。
なんせ、一公演3000円!
この顔ぶれで曲目で3000円。

あんまり申し訳ないので、
1000円カンパして帰りました。

---------- キリトリ -----------


↑公式プログラム(?)

2000円。
内容と厚さを考えたら、
これも安い。

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