カルロス=クライバーのベートーヴェンとかブラームスとか

2007年02月19日 01時09分00秒 | 巻十 クラシック音楽・吹奏楽
おれは
C.クライバーのことなど何も判らない。
ベートーヴェンのこともブラームスのことも
何も判っちゃいない。
いや、クラシック音楽のなんたるかについても
実は一切判ってない気がする。
そんな自分が言うのだから、
どんな評論家よりも
“自分にとっては”的確かつ説得力あり、なのだ。


だから、敢えて
言い尽くされてしまったかもしれない演奏について書く。

ベートーヴェン:交響曲第5番・第7番
カルロス=クライバー
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

ユニバーサルクラシック

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今さらのようだが、
カルロス=クライバーの音楽は
たぶん一言で言うと「推進力」なんではないだろうか。

輪郭がハッキリしていて、いわば鋭角で、
次つぎと音楽が進んでいく。

ちょっと待って、とも、いや待てよ、とも、
発するいとまをあまり与えては暮れない。
感傷でさえ、
この際には一切置いてけぼりの心象風景になってしまう。


---------- キリトリ -----------

ブラームス:交響曲第4番
カルロス=クライバー
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ユニバーサルクラシック

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ここでも有無を言わせぬ突進。
特に第4楽章は、
バーンスタインの粘着に慣れた耳には
疾風疾走、だ。

---------- キリトリ -----------

「生きる」とは
悲しむ暇も黄昏る暇も与えてもらえないものかも知れない。
それはなんて残酷で
なんて幸せなことか。


あなたがそうして過去の自己を鬱鬱と振り返るとき、
既に周囲の世界環境は
とてつもないスピードであなたを取り囲み連れ去ってしまうのかも。

だからそっとしておいて下さい。
お願いします。

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