夜遊び

今世紀が明けた頃からだろうか。

自分が日々聴く音楽が、固定化されたように思うのは。

年齢で言うと30歳を過ぎたくらいから。

たとえば、クラシック音楽（の中でも特定の作曲家）、

特定の声優、特定のアイドル。

二十歳前後に出会って愛好するようになった特定のアーティスト。

ヒットチャートを賑わす音楽を、

「そんなに売れているなら一度聴いてみよう」と手に取ってみたのは

たぶん一青窈さんあたりが最後だ。

なので、かなり年寄りめいた言い方であるが、

最近流行っている音楽が全然わからない、となる。

有体に言えば、紅白（観ないけど）初出場歌手のことを全く知らない、みたいな。

もちろん、それでなんの不自由もないのだけども。

そんなわけで、YOASOBIさんのことも全く疎い。

名前は聞いたことある、程度。

そんな状況に変化が起きた。ことしの夏前のことか。

愛聴する東京スカパラダイスオーケストラのゲストボーカルで、イクラさんだという。

誰？イクラちゃん？爆笑問題絡みのあの人？？まさか。

YOASOBIの人？ああ、

とてもよい声だ。歌い方も印象的。そして美しい（ルッキ主義者）。

さらには金管女子じゃないか、、、！

こんな時、サブスクはとても便利。

とりあえYOASOBIさんの曲を一通り聴いてみた。

やはり、とてもよい、、、

そんな出会いを経て、このたびガンダムのOPになったというこの曲に触れる。

YOASOBIの"祝福"

これは凄いや。

ガンダムのOPはだいたい名曲ぞろいなのだが、

そのなかでも秀逸だ。

今作を全く知らないのに、ガンダムの世界観っぽい映像が勝手に（適当に）頭の中を巡っていく。

ガンダムのOPアニメは大体パターン化されているということは別にしても。

五十路になっても新しい出会いがあるのだ。

すばらしきこと。