ブルックナー マーラー ショスタコーヴィチ 大戦勃発

2008年06月29日 09時00分00秒 | 巻九 マーラーが私に語ること
ブルヲタ、という言葉がある。

ttp://music8.2ch.net/test/read.cgi/classical/1193464815/

要はブルックナーヲタクであり、
クラシック好きの中でもかなりイっちゃってる人々とされることが多いかも。
偏愛とマニアック一直線。
自分はそこまでの「ブルヲタ」ではない。知識もない。
でも、
ブルックナーと同時にマーラーもショスタコーヴィチも愛好しているから、
上記のスレのように
ブルマラ+タコ対決的な場面だと、
「あー全部当てはまってるわ(苦笑)」となるのだ。

で、上記のなかで↓のような遊びがなされている。
「ブルマラの交響曲第1番から第9番まで1曲ずつ対戦させて勝敗を決める」

もちろん、そこにはなんの合理性も必然性もない。
あそびあそび。
だから、
自分はそこにタコも加えて遊んでみる。
「聴く頻度」が結構評価ポイントかも。
◎>○>●で。△は甲乙つけられず。
愛聴盤つき。

1番 ブル●マラ◎タコ○
ブル1は聴かないなあ。
聴いた後に得られる「吹っ切れ感」でマラ1の圧勝。
マラ1はバーンスタイン新録。

2番 ブル△マラ△タコ△
3曲全部全く性格が違う。
タコとマラは声楽つながりだが(笑)
3人の中でいちばん有名と思われるマラ「復活」だが、
その世評?ほどには聴くことが少ない自分。

3番 ブル◎マラ○タコ●
前までは断然マラ3だったんだけど、
最近は少々キツくなってきた。90分が。
逆に、印象薄かったブル3は聴けば聴くほどカッコいい。
タコ3も、タコ2ほどには「ゲテモノ」ではないんだが、
いかんせんブルマラの前では…。
消去法でブル3。愛聴盤っていうほどこだわりナシ。

4番 ブル○マラ●タコ◎
…っていうほどタコ4を押す訳ではないかも。
何しろ聴いた後の精神的ダメージが小さくないから(それがいいんだが)、
頻繁に気軽に聴くものではない。
タコ4はコンドラシンの最凶盤で。
ブル4は、ヤング盤のせいもあって再評価中。
マラ4は自分にとっては「軟すぎる」かも。何がだ。


5番 ブル○マラ◎タコ●
ほんとはブル5=マラ5なのだ。心情的には。
聴き終わった後の爽快な脱力感はどちらも最高。
取っつきやすさで、マラ5の辛勝かな。
強いて言えば、ブル5は演奏によって印象が違ってくる。
高揚感が得られない場合もあるということだ。
一方、マラ5は
どんな下手糞でもそれなりに鳴るようになってたりな(笑)
マラ5はテンシュテットのライブで。
タコ5は世間的にタコの最高傑作であり、
だからわざと逆らった訳でもないんだが、
ブルマラを押しのけるほどではないなあ。

6番 ブル○マラ◎タコ●
マラ6の破滅感はやはり凄い。
酒飲みながら聴くと、一種の麻薬的効果でトリップ可能。
こちらもテンシュテットのライブ。
ブル6はブルらしからぬ妙な軽さだが、
「噛めば噛むほど」的魅力に溢れている。
タコ6だって好きなんだが。ロジェベンとか。
でも、マラ6の前では…。

7番 ブル◎マラ○タコ●
なんかタコ劣勢だな。
タコ7は確かに痛快な大曲だが仰々しすぎて。
ここは何と言っても「美しさ」のブル7だろう。
アダージョだけでも圧勝だが、そっけないフィナーレも実は好き。
ヨッフムSKD。
マラ7は、支離滅裂なロンドフィナーレですべてを赦したくなる。

8番 ブル○マラ●タコ◎
タコ8の辛勝か。
楽章バランスが極めて悪いタコらしさが魅力。
タコ7は演出臭がするが、こっちが本音っぽい?
録音安定ハイティンクを。
ブル8も美しさ&強靭さで捨てがたい。
でもねえ、長くてなかなか最後まで聴けないし(笑)
マラ8は、マラの中で一番聴かない。ついてけない。嫌い(言っちゃった)。

9番 ブル○マラ◎タコ●
ブルマラいい勝負だけど、
「もうお別れですね」的感傷でマラ9。
これも酒飲みながら聴くとええで。
バンスタACO。

三者そろい踏みはここまで。
9番は「大地の歌」じゃないかという気もしなくはないが、
あくまで「同番対決」。


◎2点 ○1点 ●0点 で集計。
ブルックナー9点。
マーラー10点。
ショスタコーヴィチ5点。

グスタフ=マーラーさんにはご褒美として、
この記事の所属カテゴリー権を贈呈します。


ショスタコには頑張ってほしかったが、
彼の真骨頂は10番以降だから~

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