「戦場のピアニスト」

2006年01月07日 19時31分55秒 | 巻十五 アニメ・ドラマ・映画
戦場のピアニスト

アミューズソフトエンタテインメント

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いまさら、初見。
いまさら、直球の感想を書いてもしょうがないので。

壁で隔離されたワルシャワのユダヤ人ゲットー。
現在進行している隔離政策、
イスラエルによるパレスチナ分離壁を思い起こす。

もちろん、
60年以上前のワルシャワのユダヤの人々と、現代のイスラエルのユダヤの人々を、
同一視するべきではないし、時代環境・政治環境があまりに違う。
今の分離壁が当時の報復であるわけも決してない。

それでも。
抑圧と憎しみの連鎖は絶えることなく、
あまりに救われない物語だ。
ここで言う「物語」ってのはこの映画のことじゃなくて、
悲劇の連続性と類似性という、歴史の一面。

これと同じ感慨を抱いたのは、
手塚治虫「アドルフに告ぐ」の読了後。
暗澹たるきもち。

ドイツ軍将校役のトーマス・クレッチマンは、
「ヒトラー ~最期の12日間~」のフェーゲライン役の人だったんだ。
ほう。

ショパンの音楽も印象的だったけど、
J.S.バッハの「無伴奏チェロのための組曲第1番」も。


そんな感じです。

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