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いまさら、初見。
いまさら、直球の感想を書いてもしょうがないので。
壁で隔離されたワルシャワのユダヤ人ゲットー。
現在進行している隔離政策、
イスラエルによるパレスチナ分離壁を思い起こす。
もちろん、
60年以上前のワルシャワのユダヤの人々と、現代のイスラエルのユダヤの人々を、
同一視するべきではないし、時代環境・政治環境があまりに違う。
今の分離壁が当時の報復であるわけも決してない。
それでも。
抑圧と憎しみの連鎖は絶えることなく、
あまりに救われない物語だ。
ここで言う「物語」ってのはこの映画のことじゃなくて、
悲劇の連続性と類似性という、歴史の一面。
これと同じ感慨を抱いたのは、
手塚治虫「アドルフに告ぐ」の読了後。
暗澹たるきもち。
ドイツ軍将校役のトーマス・クレッチマンは、
「ヒトラー ~最期の12日間~」のフェーゲライン役の人だったんだ。
ほう。
ショパンの音楽も印象的だったけど、
J.S.バッハの「無伴奏チェロのための組曲第1番」も。
そんな感じです。
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