山形交響楽団と仙台フィルの第5番

2022年03月13日 20時46分00秒 | 巻九 マーラーが私に語ること
山響と仙台フィルによる、マーラー第5番。
飯森範親さん指揮。

第5の実演は西本さん&ロイヤルフィル以来↓
西本智実 With ロイヤルフィル マーラー5番 #gooblog https://blog.goo.ne.jp/dsch_sym11/e/12b638024b8d6786374d9fd494bc7ff4

山響と仙フィルのマーラーと言えば、震災直後のこの時以来↓
仙フィルと山響の「復活」演奏会 #gooblog https://blog.goo.ne.jp/dsch_sym11/e/c0802ce2e56e101a4f9ecacc3298a4fc

昔のブログ、読むのつらいのだよな。
痛々しい。内容もだし、文体も。
典型的冷笑系ネット文体というか、2ちゃん文体というか。もう、恥ずかしい。
だが、そんな過去も自分の姿。晒すしかない。



山形駅そばの、やまぎん県民ホール。初めて訪れた。
新しいし立派だし、これは凄いホールがあったもんだ。正直驚いた。仙台負けてる。。

それで、そんな最新鋭のホールの音響の為なのか、演奏の故なのか(たぶんどっちも)、音圧がやけに身体に響いたのが印象的。ガツガツ来たよ。品のない表現をすれば。

特に金管はとても気持ちよく鳴ってたなあ。

マーラーお馴染み、視覚的興味も満たされた。
ホルンのベルアップ!
…とか、上記の過去ブログでも同じこと言ってた。まったく変わらぬ私。

第3楽章ではホルンソロさんがずっと立って演奏。
これもマーラーの指示なんだっけ?
とても面白い趣向だ。ホルン協奏曲みたい。

パーカッション。
第一楽章でシンバルが二発続くところ、音色が変わるなーとずっと思ってたのだが、瞬時にサスペンドシンバルに持ち代えていたんだな。
ここでマーラーがどんな効果を狙っていたのか、とても興味深い。

こういう発見がいちいち楽しい実演鑑賞。スコアを確認したくなる。









…さて、飯森さんも終演後に触れていたが。

やはりこの御時世、隣国が戦争をおっ始めているという異常事態。
使いふるされた言い方だが、芸術文化をゆっくり楽しめるのも世が平和であればこそ。

どうしても、かの戦争のことが頭から離れないままに演奏を聴く。

第5番の第一楽章は葬送行進曲だ。
余計なことは語るまい。陳腐になるだけ。
しかし、胸が熱くなったのは確かだ。

華々しく輝かしい、勝利を得たかのようなフィナーレ。
このように晴れやかで幸福な時間がまた訪れますように。
などと祈りつつ。


山響と仙フィル、両雄?がいい感じでコラボしてくれてとても微笑ましい。
とてもいいことだと思う。これぞ仙山連携。
なので、可能ならまた聴きに行きたい。プチ旅行気分も味わえるので。





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