とりつくおあとりいと

クリスマスにバレンタインに盆に正月に
世のイベント数あれど
ハロインほど嫌いなものはない、と常々公言している。

昨晩は仙台のアーケード街でも気持ち悪い恰好をした輩がたくさんいて
ダイブ悪い意味で様変わりしてきたなあと思っていたが。

地元の駅で降りて暗い住宅街を歩いていると
小中学生の5，6人の一団が向こうからやって来た。明らかな仮装もいる。
まさかこんな田舎でもはろいんかと驚愕していたら
案の定というかまさかの、というか
玄関先に明かりのついた民家に入って行って呼び鈴を押した。
俺は好奇心で数十メートル先からそっとその様子をうかがう。
だってこんなリアルなはろいんの光景は初めてなのだ。

家の中から出てきたオバサンは
子供たちの「とりつくおあとりーいと」的問いかけに対し
「はっ？　はあっ？？」と反応。事の次第を飲み込めていなかった。

ああ、よかった。
ここでオバサンまではろいんの流儀を理解し対応していたら
俺は悶絶死していただろう。

子供たちの説明でやっと状況を理解したオバサンは
子供たちを待たせて家の中に戻っていった。
お菓子でも取りに行ったんだろう。


うーん。
文化人類学的にだいぶ面白い光景だったけど
このはろいんってこんな所まで浸透してんのな。
ただまあ、街中の高校生どもと違って
田舎の子供たちは微笑ましかった。かわいいもんだ。

いずれにせよ
非リア充を拗らせためんどくさいタイプのおっさんにとって
非常に嘆かわしい状況だ。
生きづらいｗｗｗ