決して暇でもないのだが、お約束した事でもあり、今年秋GⅠの回顧を、少し述べておこう。
ジャパンC JCダート の仕掛けの一端をお話したが、順に、余り儲けにならなかったレース、マイルチャンピオンシップ に就いてお話しよう。終わったレースは、結局外れた悔しさや、たまたま的中した満足感だけで済ましている方々は、来年もその来年も、ただそのままであろうから、コンスタントで、毎週儲かる馬券に投資できるようになるためには、遣り口の見極め、正体の解き明かしが必要である。
天皇賞馬、強いからダイワメジャーがマイルチャンピオンも返す刀で勝った
1着 5枠10番 ダイワメジャー
2着 4枠 7番 ダンスインザムード
などというたわけで、喜んでいる御仁には、用無しなので、有馬記念でディープインパクトが勝つ夢でもご覧になっておられた方が好い。
この週は、
11月19日 マイルチャンピオンシップ 第23回 『優駿』11月号 23ページ
11月18日 東京スポーツ杯2歳S 第11回 『優駿』11月号 11ページ
『優駿』を手元に紐解かれたい。
23ページは、ディープインパクトの凱旋門賞でのレース前の写真で、1番ゼッケン。しかし、帽子は、日本と仏国の違い、勝負服の延長で、黄色である。鞍上は武豊。
結局は、この 黄色帽子 = 5枠 と、武 のダンスインザムード で決まり、つまらない低配当レースに終わったわけだが、私は、次の2点のことをお知らせしていた。
23ページ ・・・ ここには、ディープ3着(当時は未だ失格前)の敗因として、陣営が 120%の調教をした旨の発言を取り上げている。わたしはこの120%を、120回目のレースと見て、今年のダービー当日、目黒記念と見た。
目黒記念
1着 4枠 7番 ポップロック
2着 4枠 8番 アイポッパー 武
3着 5枠10番 ダディーズドリーム
これから、マイルチャンピオンでも 4枠に置かれた武 これを第一に疑った。
そして、11月号を、マイルチャンピオンと言う観点から仔細に、本当に仔細に見ると、次のようなものが見つかった。
11月号34ページから、5ページにわたって、次のようなマイナー騎手の特集が組まれていた。
優駿ロングインタビュー 努力する楽しさ 青木芳之
このジョッキーをご存知だろうか。デビュー12年 JRA通算92勝、重賞勝ち無し。1年で200勝する武に比べ、12年で100勝足らず。何故このようなジョッキーを取り上げるのか? 不自然で、必然性が感じられないものは向こうの意図、意思がこもっており、早い話が何かの的中への訴えである。このジョッキーは、この秋、オーストラリア遠征を終え、日本に帰ってきたばかりの騎手である。しかし、実質的所属は師匠・藤沢。記事を読むと、1年目で四位と出会ったことで開眼し、2年目は32勝も挙げ、前途洋々と思われたが、それで酒も呑み、遊びまくって勝てなくなり、海外へ行くと決心して、アメリカ、フランス、イタリアと渡り歩き、イタリアで母の訃報に接し ・・・と、どん底からの這い上がった騎手人生であることを、演歌のような哀愁で語る。無論多くは脚色であろうが、何故、このようなマイナー騎手を大写しで特集するのか。
答えは、37ページにあった。帰国後、藤沢厩舎で、3週間、タイキプライム という馬の調教をつけていたという。藤沢先生は、芳之の復帰戦になると話し、その間青木騎手は毎日この馬に語りかけていたと言う。 ・・・・「お前は俺のチャンピオンだ」
これは不自然ではないか。タイキプライムはその時点でデビュー前、タイキシャトル産駒だが、デビュー戦でも9番人気で、決して期待が大きかった馬ではない。確かに毎日調教を付け、愛着を覚えていたにせよ、チャンピオンとは、子供じみた大げさな形容である。結局これが、この月、この大一番、父タイキシャトルも連覇したマイルチャンピオンシップのサインだったのである。10月1日にタイキプライムはデビューした。
2006年 10月1日 中山3R ダート1800m
1着 5枠10番 タイキプライム 青木 1.54.8
2着 8枠15番 ケイジーウィザード 1.57.6
単 ¥、3190
これは、ひときわ印象的な勝利と言わねばなるまい。わざわざタイムまで記したが、実に2着に 2秒8差をつける大差勝ちであり、9番人気での勝利である。マイナー騎手青木だったが故に、余計に、見守った一般ファンは、競馬は時に訳が分からないなぁ と言う感慨で終わり、早く忘れて次のレースに行こうと考えたものであろう。実際、この馬の次走を追っても、10月29日、今度は1番人気で8着に敗退する。
要は、お前がチャンピオンだ! と青木に言わせ、そのデビュー勝ち、青木騎手には帰国後初騎乗初勝利の 10番 を強調したかったのであろう。
まあ、目黒記念3着 5枠10番 ダディーズドリーム 父の夢 とは、プライムの父タイキシャトルのマイルチャンピオン制覇だったのであろう。
次回、暇があったら、女王杯の週、実にエリザベス女王杯の週だからこその、注目の1頭の登場、それで80倍の馬券をゲットし、女王杯のサインでもあった1頭の馬のことをお話したい。
有馬記念について、ご登録の方には、決して偶然とは思えない、今年のある競馬場のあの・・・と、一致する年のこと、その年の有馬と今年の酷似についてお話しました。これを読んで頂ければ、有馬記念のディープインパクトに関するわたくしの現時点での見解が合点いただけたことと思う。楽しみですね。
ジャパンC JCダート の仕掛けの一端をお話したが、順に、余り儲けにならなかったレース、マイルチャンピオンシップ に就いてお話しよう。終わったレースは、結局外れた悔しさや、たまたま的中した満足感だけで済ましている方々は、来年もその来年も、ただそのままであろうから、コンスタントで、毎週儲かる馬券に投資できるようになるためには、遣り口の見極め、正体の解き明かしが必要である。
天皇賞馬、強いからダイワメジャーがマイルチャンピオンも返す刀で勝った
1着 5枠10番 ダイワメジャー
2着 4枠 7番 ダンスインザムード
などというたわけで、喜んでいる御仁には、用無しなので、有馬記念でディープインパクトが勝つ夢でもご覧になっておられた方が好い。
この週は、
11月19日 マイルチャンピオンシップ 第23回 『優駿』11月号 23ページ
11月18日 東京スポーツ杯2歳S 第11回 『優駿』11月号 11ページ
『優駿』を手元に紐解かれたい。
23ページは、ディープインパクトの凱旋門賞でのレース前の写真で、1番ゼッケン。しかし、帽子は、日本と仏国の違い、勝負服の延長で、黄色である。鞍上は武豊。
結局は、この 黄色帽子 = 5枠 と、武 のダンスインザムード で決まり、つまらない低配当レースに終わったわけだが、私は、次の2点のことをお知らせしていた。
23ページ ・・・ ここには、ディープ3着(当時は未だ失格前)の敗因として、陣営が 120%の調教をした旨の発言を取り上げている。わたしはこの120%を、120回目のレースと見て、今年のダービー当日、目黒記念と見た。
目黒記念
1着 4枠 7番 ポップロック
2着 4枠 8番 アイポッパー 武
3着 5枠10番 ダディーズドリーム
これから、マイルチャンピオンでも 4枠に置かれた武 これを第一に疑った。
そして、11月号を、マイルチャンピオンと言う観点から仔細に、本当に仔細に見ると、次のようなものが見つかった。
11月号34ページから、5ページにわたって、次のようなマイナー騎手の特集が組まれていた。
優駿ロングインタビュー 努力する楽しさ 青木芳之
このジョッキーをご存知だろうか。デビュー12年 JRA通算92勝、重賞勝ち無し。1年で200勝する武に比べ、12年で100勝足らず。何故このようなジョッキーを取り上げるのか? 不自然で、必然性が感じられないものは向こうの意図、意思がこもっており、早い話が何かの的中への訴えである。このジョッキーは、この秋、オーストラリア遠征を終え、日本に帰ってきたばかりの騎手である。しかし、実質的所属は師匠・藤沢。記事を読むと、1年目で四位と出会ったことで開眼し、2年目は32勝も挙げ、前途洋々と思われたが、それで酒も呑み、遊びまくって勝てなくなり、海外へ行くと決心して、アメリカ、フランス、イタリアと渡り歩き、イタリアで母の訃報に接し ・・・と、どん底からの這い上がった騎手人生であることを、演歌のような哀愁で語る。無論多くは脚色であろうが、何故、このようなマイナー騎手を大写しで特集するのか。
答えは、37ページにあった。帰国後、藤沢厩舎で、3週間、タイキプライム という馬の調教をつけていたという。藤沢先生は、芳之の復帰戦になると話し、その間青木騎手は毎日この馬に語りかけていたと言う。 ・・・・「お前は俺のチャンピオンだ」
これは不自然ではないか。タイキプライムはその時点でデビュー前、タイキシャトル産駒だが、デビュー戦でも9番人気で、決して期待が大きかった馬ではない。確かに毎日調教を付け、愛着を覚えていたにせよ、チャンピオンとは、子供じみた大げさな形容である。結局これが、この月、この大一番、父タイキシャトルも連覇したマイルチャンピオンシップのサインだったのである。10月1日にタイキプライムはデビューした。
2006年 10月1日 中山3R ダート1800m
1着 5枠10番 タイキプライム 青木 1.54.8
2着 8枠15番 ケイジーウィザード 1.57.6
単 ¥、3190
これは、ひときわ印象的な勝利と言わねばなるまい。わざわざタイムまで記したが、実に2着に 2秒8差をつける大差勝ちであり、9番人気での勝利である。マイナー騎手青木だったが故に、余計に、見守った一般ファンは、競馬は時に訳が分からないなぁ と言う感慨で終わり、早く忘れて次のレースに行こうと考えたものであろう。実際、この馬の次走を追っても、10月29日、今度は1番人気で8着に敗退する。
要は、お前がチャンピオンだ! と青木に言わせ、そのデビュー勝ち、青木騎手には帰国後初騎乗初勝利の 10番 を強調したかったのであろう。
まあ、目黒記念3着 5枠10番 ダディーズドリーム 父の夢 とは、プライムの父タイキシャトルのマイルチャンピオン制覇だったのであろう。
次回、暇があったら、女王杯の週、実にエリザベス女王杯の週だからこその、注目の1頭の登場、それで80倍の馬券をゲットし、女王杯のサインでもあった1頭の馬のことをお話したい。
有馬記念について、ご登録の方には、決して偶然とは思えない、今年のある競馬場のあの・・・と、一致する年のこと、その年の有馬と今年の酷似についてお話しました。これを読んで頂ければ、有馬記念のディープインパクトに関するわたくしの現時点での見解が合点いただけたことと思う。楽しみですね。