去年年末有馬記念直前発売の2016年『優駿』1月号巻頭、後藤理事長の挨拶で、
根岸競馬場150周年
これが今年2016年の年間テーマとして明記、掲げられた。これは、幕末、未だ横浜の開港直前、外国人居留区内の外国人向け娯楽として洋式競馬が移入され、横浜競馬場、即ちのちの根岸競馬場で近代競馬が始まったことこそ、現代競馬のルーツであり、それに思いを致し、回顧する記念こそ、今年のJRAの年間事業の柱の1つ。この位置付けの宣言であり、併せて主要競走たるGⅠへの大いなる示唆だとわたくしは読んだ。
これから、春シーズン最初のGⅠ フェブラリーステークス これで今年の根岸ステークス勝ち馬 モーニン 優勝 及び、根岸ステークスと同じく、4枠のルメールが2着だったことで、わたくしはこの春シーズンのGⅠサイン馬の探査に自信を持ち、はっきりとこの1頭ではないか、とこのレース後、JRA年間テーマを踏まえ、先読みした。
クロフネ 2001年 NHKマイルC JCダート優勝
この 金子真人馬主 の、ダート界で伝説的に語られる名馬である。黒船 = クロフネ とは、近代日本の幕開け、幕末に来航したペリー率いる米軍艦の一隊。その浦賀初上陸の日付 7月14日 この日付と同じ 7番14番 でフェブラリーが決まったことも、わたくしの強い疑いの根拠となった。
クロフネ 初戦、エイシンスペンサー 坂口正則厩舎 この2着デビューで 枠連 4-7 7番4番 フェブラリーも同じ 枠連 4-7 14番7番 で同じ7番の発射。そもそも、年末香港からの エイシンヒカリ 坂口正則厩舎 の国際的な快進撃。これまた クロフネ の予告編だったとさえ考えられ、愈々確信は深まる。
以下、2戦目 クロフネ初勝利が紐解けば2000年10月28日 京都2R だが、枠連 3-8 3番9番 2つ目GⅠ 高松宮記念 は同じ3枠の発射で 枠連 2-3
クロフネ3戦目 エリカ賞 枠連 5-7 10番7番 続くGⅠ 桜花賞 は同じ7枠のジュエラー優勝。このクロフネ3戦目2勝目も 2着 デムーロ の馬で、寄り添ったデムーロ鼻差の栄光。
クロフネ4戦目 初重賞の ラジオたんぱ杯3歳ステークス アグネスタキオン ジャングルポケット の後塵を拝し3着。枠連 2-4 2番4番 この2枠の優勝で、かねて最も春GⅠでわたくしが自信を持っていると事前に申し上げた皐月賞の2枠発射。相手も8枠だったが、同じ8枠でも人気薄 ディーマジェスティ 勝利だったが、2枠3番 マカヒキ 2着で 枠連 2-8 2枠の合致。
クロフネ5戦目 毎日杯勝利で 枠連 1-2 続くGⅠ 天皇賞・春 も 枠連 1-2 わたくしの当日出馬表読みからの 2枠3番 カレンミロティック 読み。押さえ キタサンブラック での春仰天の1番も、クロフネサインそのまま。
クロフネ6戦目 GⅠ制覇となった 第6回 NHKマイルカップ 枠連 2-7 4番14番 そして当該GⅠレースもこれまた、同じ NHKマイルカップ クロフネ優勝と同じ 2枠4番の1番人気 メジャーエンブレム 発射優勝。
クロフネ7戦目 皐月賞馬アグネスタキオン は不在ながら、ジャングルポケット に続く2番人気での堂々の参戦 ダービー 枠連 5-8 でクロフネは沈む。該当する今季7つ目GⅠ ヴィクトリアマイル 枠連 5-7 で5枠合致。
クロフネ8戦目 秋の神戸新聞杯 枠連 4-8 12番4番 でこれが続く オークス 予告のはずだが、オークスは 枠連 2-7 3番13番 でクロフネ要素不発。これが所謂「GⅠサイン馬の例外」に当たるものだが、実は、このオークス。今年春の世間仰天の話題を駆使した、驚きの裏の仕掛けが凝らされていた。それは、皆様。殊に、女性ファンの方々かも知れないが、もはや国民的存在の1月に勃発、発覚した大騒動を思い出されたい。
実は、このクロフネ8戦目の中央競馬。1つの椿事があった。
2001年9月23日(日) JRA 2重賞
阪神 第49回 神戸新聞杯 優勝 エアエミネム 枠連 4-8 12番 4番
中山 第47回 オールカマー 優勝 エアスマップ 枠連 5-6 6番 5番 7頭立て
サイン馬が単に機械的に、戦歴を辿り連動するにとどまらず、人間的な運用で、使われている証。即ち、偶然神様の意思でクロフネがこの春GⅠで連動したのではなく、知的意思、人的作為でクロフネが使われている証を示す、この例外措置だったのである。
1月 SMAP 解散騒動 → JRA唯一のSMAP馬 エアスマップ 藤沢和雄厩舎
向こうは、この利用。騒動の刻印を大きめのレースで画策しようと1月騒動の折から企んでおり、最も女性ファン向けのレースとも云える、3歳牝馬の頂点 オークス が選び出された。このエアスマップ唯一の重賞勝利。この日が実に、同一日、2重賞を同じエアの馬が制する。吉原馬主には1年で最良の日であり、生涯にも残る思い出の2重賞。
例外と申したが、クロフネ該当レースが連動しなかった訳は、同一日、同じエアの馬の勝利した オールカマー で代用する。その意思だった。これを惹起せしめた原動力は、無論、木村さんも中居さんもかつて年間で務めたJRAキャラとしての貢献。この実績の上の大騒動だった。もし、SMAP解散とダービーが同一日だったなら、スポーツ紙翌日一面トップはどちらが奪うか。スポーツ紙だが、多分、SMAP解散の方だろう。
で、
オールカマー 7頭立て6番 エアスマップ 藤沢和雄厩舎 優勝 = 換算 13番
オークス 7枠13番 チェッキーノ 藤沢和雄厩舎 2着
続く クロフネ9戦目 9馬身差圧勝でダートの新帝王誕生を思わせた、第6回 武蔵野ステークス 枠連 8-8 15番16番 これがダービーへのサインの筈だが、意外に関連は薄く 同じ金子真人オーナーの勝負服 2枠3番 マカヒキ の先頭ゴール。また、3着が同じ 1枠1番 と云う結末だった。
代わり、代替措置と云えるのかどうか。結局芝のダービーで屈したクロフネだが、ダート王として再生。これを映したのが、昨日7月13日大井の 第18回 ジャパンダートダービー クロフネのダービーと同じ8枠の武豊発射の 枠連 5-8 クロフネの沈んだダービー再現、同じ 枠連 5-8 の結末だったのかもと思われる。
クロフネ10戦目。最後のレースとなったのが、第2回 ジャパンカップダート 枠連 4-5 9番8番 対応する、春10戦目のGⅠ 安田記念 同じ 5枠の優勝 ロコタイプ が制する。
春GⅠは11レースあり、宝塚記念が残っているが、クロフネ 出走レースは10レースのみで、ではこの11レース目 春最後のGⅠへのサインは?
実はこれまた、クロフネ が置土産のように残してくれたあるレースのある格好での 9番16番 まんまの提示だったので、唖然として終えた春GⅠ、サイン馬クロフネシリーズだったのである。これは余りに酷い。いや、鮮やか過ぎると申すべきか。この クロフネ に関しては、この場ではここまで。御登録各位様に、今秋をも見据え、正体をさらに申し上げるのは、今週末情報にて。
秋はどうなるのか。わたくしは無論、仮説を立てているが、まだまだ先の課題ながら、秋GⅠサイン馬はどうなるのか。どの1頭が秋を席巻する主役となるのか。皆様、去年の春秋のGⅠサイン馬を御存じだろうか。
取り敢えず、今週 第52回 函館記念 を捕捉する。
荒れる。
御登録は
sir_delacroix@yahoo.co.jp まで
『詳細希望』 または 『登録希望』 の件名明記にて、空メールを下さいます様。
仰天は続く。天皇陛下、御生前退位の御意志である!と!!
宮内庁筋は直ちに否定したが、このような内意が漏れる背景と云うものは当然ある。「文春」でも辿れない領域のことなので、わたくしは今週、ことと当否は無関係に 〇・・・〇の冠号 の馬が発射または関与すると確信する。
そして、先週情報冒頭で申した、あの東京のレース。今週必ず反映、再現される。先週なら、自民党シンボルマークで 枠連 4-6 が出ることを先に読み切って、函館土曜メインを待ち、4-6 に放り込むだけ。この呼吸だ。
出馬表前に事前に解かって居なければ、人様に自身の読みなど公開できない。自分でも解からない。ファンにも結局、レースだからやってみなければ解からない。この程度では一般ファンと変わり無し。競馬とはレースではなく、レースの体裁をとった、事前決定承認済みの脚本通りに完結する芝居と同じだから、わたくしの予想スタイルが成り立つ。
競馬は全レース、全着順、演出である。