前回日本女子ゴルファーのメジャー制覇。これは １９７７年 樋口久子 の全米だったが、この年末の有馬は、あの史上に残るマッチレースの末 テンポイント が トウショウボーイ を下した一番。３枠での優勝。
そして昨年末有馬。同じ３枠で優勝 リスグラシュー だが、もともと テンポイント とは、前年１９７６年 モントリオール五輪 で１０点連発で３個の金メダル 女子体操 ナディア・コマネチ を造型した「１０点」馬であり、スポーツ界ヒロインを託した ３枠の優勝馬 だったのだが、この再現だった。
そしてこの歴史的名勝負では ３着 だった ６番 グリーングラス これが、この緑の１８番グリーン上で満面の笑顔の日本女子 しぶこ 映し出し ６番 牝馬優勝 で昇格した格好だ。
コマネチは１１月１２日生まれで、シブコとも３日違い。従って、優勝した８月４日当日レパードＳの白い馬 ハヤヤッコ 白毛 これには、コマネチの当時の愛称 白い妖精 も読み取れ、似合いの ６番１０番 と云うよりも必然的に決定されていったものと思われる。
あの７７年有馬写しの ３枠 テンポイント → ３枠 と １０番 と云う有馬だった。
２０１９年、去年の１年の締め、大一番 第６４回 有馬記念 この２強牝馬の激突とされ、２番人気 リスグラシュー 勝利、年度代表馬を確定的にした大一番。この真のテーマ、正体とは
渋野日向子 しぶの ひなこ ４２年ぶり 女子ゴルフ界でメジャー制覇
これだったのだと漸く納得される年明け。女子ゴルフ界を超え、スポーツ界でもメジャーな話題だった。前回のメジャー勝利は １９７７年 全米女子ゴルフトーナメント での 樋口久子。実にここから４２年ぶりの本場英国に上陸した日本の若き女王の誕生。ゴルフ界のシンデレラと呼ばれる、プロ昇格から一気の頂点駆け上り。
シブコの勝利が ２０１９年 ８月４日 であり、また誕生日を紐解くと
１９９８年 １１月１５日 渋野日向子 誕生
１９９８年 １１月１５日 第２３回 エリザベス女王杯 メジロドーベル 優勝
従って、有馬記念 枠連 ３－５ ６番１０番 だが、これは ビッグウィーク の菊花賞、ディープ最初で最後の国内敗戦 有馬記念 とも同じだが、オリジナルレースは次の２つ。
２０１９年 ８月４日（日） 第１１回 レパードステークス しぶこ優勝 当日重賞
１着 ４枠 ６番 ハヤヤッコ 田辺裕信 国枝栄
２着 ６枠１０番 デルマルーヴル 吉田隼人 戸田博文
（１５頭）
１９９６年 １２月１日 第４８回 阪神３歳牝馬ステークス 【現 阪神ＪＦ】
１着 ６枠 ６番 メジロドーベル 吉田豊 大久保洋吉
２着 ８枠１０番 シーズプリンセス 四位洋文 伊藤修司
（１０頭）
令和に改元、学習院大学を御卒業、自らもオックスフォードと云う英大学に留学された徳仁帝が即位された年の瀬。この 目白（学習院の所在地で皇室の象徴）＝ メジロ の馬の言わばメジャーデビュー、初ＧⅠタイトル。彼女こそプリンセス ＝ シンデレラ と云うレースが転用された有馬記念だったと見る。
英女王の地、英国での制覇は エリザベス女王杯優勝馬 に似合いで、思えばその２年前女王杯、この３番人気を本命視し、クロコスミア との枠連 ７４８０円 をわたくしが仕留めたレースである。そしてグランプリ連覇は、１月の大坂なおみ テニス女子メジャー連覇 これで
２０１９年 全豪女子オープン 優勝 大坂なおみ １月 メジャー連勝
２０１９年 豪 コックスプレート 優勝 リスグラシュー 年末 グランプリ連勝
この豪州での「日本女子」勝利を大前提の日本の牝馬、豪ＧⅠ勝利。これも重ね見て、大坂なおみメジャー連覇 ＝ 宝塚記念とのグランプリ連覇 をも重ね合わせた、年の瀬に登場した競馬界女王だった。納得。
また、シブコ全英優勝の ８月４日 この日が御命日だった、寅さんこと 渥美清 年末の新作映画公開で『男はつらいよ』復活の年の瀬、寅さんのリターン をも踏まえた８月４日優勝の快挙の日本女子、映し出しだった。去年の有馬こそ、６４年 東洋の魔女 ＝ ６４回目有馬 全英のシンデレラ 転化だったと思われる。
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