季節はずれのインテルメッツォ(続)

音楽、文学、絵画、スポーツ、シェパード等々についての雑記帖。

大胆な仮説

2011年08月01日 | 音楽
ある音楽団体のページであらゆる楽曲の音源を紹介してある。これが模範演奏のつもりなのか、そこは分からない。

平均律全48曲はオコンサールというピアニストの録音によるのだが、この演奏がひっくり返るくらい珍妙なのである。

どれもこれも音楽とは言いがたい演奏なのだが、2巻のホ短調のフーガは本当にひっくり返るくらい笑った。お祭りで息を吹き込むとビヨーンと伸びるおもちゃを売っているでしょう、テーマを聴いてあれを思い出してしまう。

そこでいったいこの人はどんな人かと検索をかけた。ところがどこを探しても上記の平均律全曲録音しか出てこない。(書いていて僕も暇人だなあと知った)
通常平均律全曲録音をする人ならば、出来栄えはさておき他に記事の一つや二つあるでしょうに、まったく見つからない。

で、僕の結論。こんなピアニストは実在しない。これは件の団体がコンピュータで適当に入力したでっち上げだ。さすがに次々に聴きすすむ気持ちにはなれず、あて推量さ。まあへへえと思った人は聴いてごらんなさい。