対デンマーク戦は非常に良かった。
前監督のオシムは辛口だったが、それがどこのプレーを指しているのかおよそ見当がつくけれど、とにかく結果を出したことを評価する。なんて偉そうでしょう。
オシムによれば、数人の目立ちたがり屋が個人プレーに走って、それがなければあと数点入っていてもおかしくないゲームだったという。
専門家の言うことには耳を傾けよう。周りが見渡せていないのは日本選手に限らずまずい。しかし、と僕は思う。日本選手の最大の弱点は、見えていずに自らシュートを打つ場合でも、何かしら覚悟といおうか、それが足りずに打っていることではないだろうか。
ワールドカップなぞを見ていると、他の国々の選手のシュート力が恐ろしく強いのに、日本選手のはヘロヘロしているのが目立つでしょう。
日本人がキック力が弱いと思う人が多いだろうが、それは間違いではないだろうか。
以前サッカー番組で外国人選手、日本人選手入り混じってスピードガンで計測したことがあった。かねてから日本人選手のシュートが弱いことに残念な思いをしていたので興味深く見たのだが、結果は意外や意外、スピード自体は殆ど変わらず、強烈なシュートを売りにした外国人選手よりも数字が上の選手もいた。
この点について僕は大変面白く思うので、そのうちにもう一度触れたいと思う。
デンマーク戦を見て気になる点をひとつ。それは岡崎選手の得点にからんだプレーだ。本田選手が自分のシュートレンジだったにもかかわらず岡崎選手にパスを出した。
試合後、本田選手自らが「あそこで自分で決めないのが俺がフォワードになれない理由だ」と語っていた。しかしフォワードになれないで済む話ではないかもしれない。サッカーが弱い理由のひとつと言う方が正しいだのかもしれない。
今回は幸い得点になった。しかも岡崎選手がこのところ得点できずにいたことを考えると、短期的に見れば流れが良くなる可能性がある。フォワードは、とくに岡崎選手は一度得点すると重ねて得点する傾向があるから。
でも長期的に見るとこうしたプレーが甘いと思うのである。
目に付いたところでは長友選手かな。対人に結構強い。肝が据わっている。日本チームは体の大きいことばかり求めるような気がする。大きくなくても当り負けないのは彼を見ても明らかだ。日本選手の場合、体が大きいと足元が覚束なかったり、身体そのものが弱々しかったりするようだ。
さて次戦に流れがつながるか。つながることを祈ろう。守備の強いチームだ、ある時には遠目からシュートを打つ、ドリブルで突っかかる、といったプレーも必要だろう。そのときに漠然としたプレーにならないことだと思う。その点はピアノの演奏と同じなのだ。一応形は整えました、といったプレーにだけはなってほしくない。
前監督のオシムは辛口だったが、それがどこのプレーを指しているのかおよそ見当がつくけれど、とにかく結果を出したことを評価する。なんて偉そうでしょう。
オシムによれば、数人の目立ちたがり屋が個人プレーに走って、それがなければあと数点入っていてもおかしくないゲームだったという。
専門家の言うことには耳を傾けよう。周りが見渡せていないのは日本選手に限らずまずい。しかし、と僕は思う。日本選手の最大の弱点は、見えていずに自らシュートを打つ場合でも、何かしら覚悟といおうか、それが足りずに打っていることではないだろうか。
ワールドカップなぞを見ていると、他の国々の選手のシュート力が恐ろしく強いのに、日本選手のはヘロヘロしているのが目立つでしょう。
日本人がキック力が弱いと思う人が多いだろうが、それは間違いではないだろうか。
以前サッカー番組で外国人選手、日本人選手入り混じってスピードガンで計測したことがあった。かねてから日本人選手のシュートが弱いことに残念な思いをしていたので興味深く見たのだが、結果は意外や意外、スピード自体は殆ど変わらず、強烈なシュートを売りにした外国人選手よりも数字が上の選手もいた。
この点について僕は大変面白く思うので、そのうちにもう一度触れたいと思う。
デンマーク戦を見て気になる点をひとつ。それは岡崎選手の得点にからんだプレーだ。本田選手が自分のシュートレンジだったにもかかわらず岡崎選手にパスを出した。
試合後、本田選手自らが「あそこで自分で決めないのが俺がフォワードになれない理由だ」と語っていた。しかしフォワードになれないで済む話ではないかもしれない。サッカーが弱い理由のひとつと言う方が正しいだのかもしれない。
今回は幸い得点になった。しかも岡崎選手がこのところ得点できずにいたことを考えると、短期的に見れば流れが良くなる可能性がある。フォワードは、とくに岡崎選手は一度得点すると重ねて得点する傾向があるから。
でも長期的に見るとこうしたプレーが甘いと思うのである。
目に付いたところでは長友選手かな。対人に結構強い。肝が据わっている。日本チームは体の大きいことばかり求めるような気がする。大きくなくても当り負けないのは彼を見ても明らかだ。日本選手の場合、体が大きいと足元が覚束なかったり、身体そのものが弱々しかったりするようだ。
さて次戦に流れがつながるか。つながることを祈ろう。守備の強いチームだ、ある時には遠目からシュートを打つ、ドリブルで突っかかる、といったプレーも必要だろう。そのときに漠然としたプレーにならないことだと思う。その点はピアノの演奏と同じなのだ。一応形は整えました、といったプレーにだけはなってほしくない。