東埼玉病院 リハビリテーション科ブログ

国立病院機構東埼玉病院リハビリテーション科の公式ブログです

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東埼玉病院・神経内科病棟のご紹介 ~安心して入院生活を送れるために~

2024年10月07日 | 紹介
当院の神経内科病棟には、パーキンソン、筋ジストロフィー、ALS、進行性核上性麻痺、脊髄小脳変性症などの患者さんが入院しており、「体が動かしにくい」、「話しにくい」といった共通する症状がみられています。それまで意識することなく行えていた「動く」、「話す」といった行為が、難しくなってゆく中では、 ご本人やご家族の不安も大きくなります。当院の神経内科病棟では、職員一同、患者さんが安心して入院生活を送れるために、日々、試行錯誤を重ねた取り組みを行っています。以下の写真は、病棟で使われている支援機器、お部屋の様子です。

〇お部屋
 4人部屋が基本ですが、タンスや棚のある有料の個室もあります。


〇「デイルーム」
 患者さんが利用するスペースですが、退院後の方向性をご家族とお話する際にも、使われています。


〇「動く」の支援
・特殊NSコール
 通常のNSコールが使いにくい場合に使います。


・リフター
 人による移乗が難しい場合に使います。


・機械浴
 寝た状態で入浴可能です


〇「話す」の支援
・コミュニケーションボード
指を動かすボードのほか、目の動きでやり取りするボードもあります。


・ひとことメッセージ
 神経内科病棟では、日々、試行錯誤をしながらの支援を行っています。例えば、「話す」の支援の場合、コミュニケーションボードを使用しても、ご本人の意図を読み取ることが難しくなることもあります。そうした状況でも、ご本人の意図を何とか読み取り、思いに寄り添えるように、日々、研鑽を行いながら最善の方法を提供していきます。

安心して入院生活を送れるよう職員一同取り組みます。



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