「赤核からみた脳卒中リハビリテーション〜運動麻痺そのものを回復させる理論的根拠と戦略〜」
というテーマで実施した2016年7月15日リハ科勉強会の資料(要約版)です.
症例検討の部分は省略しています.
スライド画像そのまま使っている部分がほとんどです.
長いので前後2つに分けます.これはその前半です.
細かくはスライドに記載していて,文章はその補足の意味合いが強いです.
理論の解釈には議論があるか . . . 本文を読む
ニュースで散々言われていた通り、今日は関東平野でも雪が降り続きました。
こんなに積もるのは、確かに珍しく年に何度もありません。
それでも病院は平常運転です。
木曜日はリハ科での装具・車いす外来の日だったこともあり、こんな日でも1週間でもっともリハ室がにぎわう日でした。
雪の影響で転倒した人もいるとニュースでは流れていますが、
どんなに自信がある人でも、絶対に転倒しないということはありません。
雪 . . . 本文を読む
リハビリテーションの分野では、現在4つの療法が国家資格として認められていることをご存知でしょうか?
理学療法、作業療法、言語聴覚療法そして、視能訓練と実はそれぞれの役割で細分化されています。
今回は、作業療法(Occupational Therapy:OT)について少し説明したいと思います。
OTを説明するときによく聞くのは「手のリハビリです」や「身の回りのことができるようにリハビリします」など . . . 本文を読む
脊髄小脳変性症と多系統萎縮症は、リハビリテーションの対象として効果が期待される病気の一つです。
しかし、具体的な方法をわかりやすく解説したリハビリテーションに特化した本は今までありませんでした。
2014年に刊行された「脊髄小脳変性症・多系統萎縮症のリハビリテーション〜神経難病患者のQOL向上をめざして〜」(下写真)は、数少ないリハビリテーションに特化した書籍として作成されています。
こ . . . 本文を読む
東埼玉病院リハ科では、日々の診療における知識・技術向上のために多くの定期的な勉強会の枠組みを立ち上げています。
特に対象疾患が多岐にわたることから、どうしても専門的な勉強会を運営していかないと質の向上に結びつきにくい点があります。
そのため回復期リハビリテーション(脳卒中や整形外科的疾患など)に関する勉強会および症例検討を重点的に行うだけでなく、
専門分野に特化したワーキンググループを昨年より立ち . . . 本文を読む
学会発表とベストポスター賞
先日、国立病院機構総合医学会で、ベストポスター賞というのを頂きました!→こちらも参照
発表のテーマは『難病コミュニケーション支援の現状』です。
この発表は、アンケート結果をもとに難病の方へのコミュニケーション支援について地域支援者の方々が『知識や技術』『相談できる人や組織』を求めていることを明らかにしたものです。
さらに、難病医療に取り組む国立病院機構の作業療法士がどの . . . 本文を読む
1. 進撃の腰痛
デスクワークが増えてきた現代社会では、椅子に座って行う作業が大きな割合を占めてきています。
座りっきりの作業では、どうしても直立していた姿勢が崩れてきてしまう傾向になります。
このようなパソコンの前でよくみられる「いわゆる丸まった姿勢」は、腰に負担がかかると言われています。
そして、丸まった姿勢で腰にかかる負担は、実は立っているときの何倍も大きいのです!!
これでは現代社会の中 . . . 本文を読む
去る2016年11月11・12日に第70回国立病院総合医学会が沖縄にて開催されました。
当院リハ科からは合計で10題発表させていただきました。
無事、発表も終わり沖縄の自然と料理を満喫しながらの楽しい学会となりました。
以下は、当科からの発表演題となります。*発表者のみ表記
<口述発表>
滝野陽(理学療法士):
Fiber gratingセンサーを用いた脳梗塞片麻痺患者の呼吸運動評価
春山幸志 . . . 本文を読む
先日、11月7日付けで当院の理学療法士 春山による原著論文が海外誌「Neurorehabilitation and Neural Repair」へ掲載されました。
この雑誌は、インパクトファクターが4.035と高く、世界のリハビリテーションの分野でのトップジャーナル(65誌中1位)だそうです。
すごいですね〜!
タイトルは、「Effect of Core Stability Training o . . . 本文を読む
東埼玉病院は、埼玉県蓮田市に所在する病院です。
設立は昭和19年と歴史がある病院で、平成24年に新病棟へ移行しています。
独立行政法人国立病院機構が運営し、現在は全国143の病院で構成されます。
その中で、リハビリテーション科は多くの病棟の患者に関わっており、特に回復期リハビリテーションを中心に積極的なリハビリテーションを行っています。
リハビリテーション科のうち、医師(リハビリテーシ . . . 本文を読む