皆さんこんにちは。今回は、作業療法で行っている調理訓練についてお話します。
作業療法では在宅復帰に向けて調理、洗濯、掃除等のIADL(手段的日常生活動作)練習も行っています。調理の練習では実際にメニューを決めて食材を使用して調理訓練を行います。
調理には、工程を考えて計画立てながら行う遂行機能、食材を切る・炒める等の上肢・手指機能、火の確認や包丁を安全に使用するリスク管理力など様々な要素が含ま . . . 本文を読む
寒くなってきましたが、皆様体調はいかがですか?
今年もクリスマスの時期がやってきましたね。
4階病棟もクリスマスツリーや装飾などを飾り、明るくなっています。
ナースステーション前のクリスマス飾り
先日、病棟で患者さんに向けてクリスマス会を開催しました。
新人の看護師やリハビリスタッフを中心として、
ハンドベル演奏や福笑い(クリスマスバージョン)などで楽しく過ごしました。
職員による . . . 本文を読む
第1回の「回復期病棟での転倒を考える」では、回復期病棟での転倒について実態を考えてきました。
今回は、転倒とはそもそも何を指すのか、転倒をどのように評価するかについて考えていきます。
転倒の定義
転倒は、いわゆる転んで床に膝をついたり、横たわったりすることを指すことは一般的なイメージだと思います。そして、ベッドなどからの転落も含めることもよくあります。転倒の定義をはっきり明記していない研究 . . . 本文を読む
ドラマや映画ではリハビリ中の患者がよく派手に倒れる場面がありますが、本当にやったら大問題です。一般の方はやっぱりメディアのあんなイメージなのでしょう。リハなので普段の活動よりも多少難易度の高いことをやるはずですし、疲れていることも加味するとリハ室では転倒の危険度は高いはずですが、転倒はセラピストの責任問題になりますのでそこはバッチリ対応しているのが普通です。
リハビリテーションと転倒
という . . . 本文を読む
本当は、「良い回復期リハビリテーションの見分け方、教えます」というタイトルにしようと思いましたが、やめました。理由はこの後に。
僕はリハビリテーション科医師ですが、「回復期リハビリテーション」自体がまだまだそれほどは認識されていないことを感じます。急性期病院に勤務している医師は、その存在すら知らない人もまだたくさんいますし、医療関係者でなければなおのことだと思います。だから、その重要性がもう少し . . . 本文を読む
今日は、当院の回復期リハビリテーション病棟が定期的に開催している地域連携勉強会についてお話しさせて頂きます。
この勉強会は毎年2回当院で開催され、近隣の急性期病院、当院回復期、近隣の維持期を担う福祉施設や事業所等のスタッフがお互いの顔の見える連携作りを目的に実施しております。
過去には講師による講演やケーススタディ等を実施してきました。
今回は先日行われた内容を少し紹介させて頂きます。
2月2 . . . 本文を読む
当院では主に脳卒中の運動麻痺に対する作業療法の一環として、「IVES(アイビス)」を取り入れています。
IVESとは?
筋電制御電気刺激装置(Integrated Volitional control Electrical Stimulator)の略称で通称「IVES」と呼ばれています。
微弱になってしまった筋を動かす為の電気信号を受け取り、
受け取った電気信号を増幅させて目的の筋に信号を送り直 . . . 本文を読む
結論から言うと、
介入初期の段階で、立脚能力がある程度保たれていて、遊脚能力が不十分であれば、
介入当初から積極的に遊脚能力を伸ばす基礎練習から始めるべきだと思います。
順を追って考えてみます。
立脚能力は立位歩行の基礎としてとても重要です。
重要ですが、
立脚期に働く筋は、適切なアライメントを誘導したうえで荷重刺激を加えていけば(+条件などを工夫すれば)、
応答性に収縮を促通することができる . . . 本文を読む