皆さんこんにちは!
東埼玉病院リハビリテーション科です。本日は活動報告を行いたいと思います。
2024年6月13日~16日にかけて、渋谷(セルリアンタワー東急ホテル・渋谷エクセルホテル東急・渋谷ヒカリエ・渋谷区文化総合センター大和田)で開催された第61回日本リハビリテーション医学会学術集会に参加しました。今回は4000人を上回る現地参加があったとのことです。
当院リハビリテーション科からは梶と中村が発表を行いました。梶は「リハビリテーション科専門医試験受験支援講座」、中村は「急性期脳卒中リハビリテーション患者における自宅退院の関連因子」について発表を行いました。
今回もたくさんの興味深い講演がありました。クラフトビールを飲みながら聴く「AIが描くリハビリテーション医療の未来」は特に興味深かったです。これからは医療領域においてもAIの活用が重要であることを実感しました。
また、日本医科大学付属病院リハビリテーション科の李先生による教育講演「森林医学とリハビリテーション医学」も非常に興味深かったです。回復期リハビリテーション病院の入院患者を対象に日本庭園での森林浴によるうつ症状改善効果とリラックス効果を検討した研究について紹介され、庭園散策によるうつ症状改善の有効性が示唆されたとのことです。当院は自然豊かであり、屋外訓練などで森林浴が実施可能であるので、活用するのも良いと感じました。
最後に、サルコペニアの切り口から「筋肥大〜ぼくらと筋活しませんか??〜」という講演も非常に興味深かったです。骨格筋萎縮はさまざまな疾患における生命予後、機能予後のみならず、日常生活動作(ADL)や生命の質(QOL)までも低下させることが知られており、筋肥大はリハビリテーション医学における大きなアウトカムの一つです。
厚労省も以下のように筋力トレーニングを推奨しており、非常に重要なトピックで、今より少しでも多く身体を動かすことが重要です。一般成人に関しては、身体活動については1日60分以上行うこと、運動については週60分以上行うことが推奨されています。また、座位行動の時間が長くなりすぎないように注意することも推奨されております。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/undou/index.html
教育講演やシンポジウムなどに関しては、オンデマンド配信で、2024年7月1日(月)~7月31日(水)は視聴可能ですので興味のある方はどうぞ。
https://site2.convention.co.jp/jarm2024/
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【注意】
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当院および当科の総意でもありません.
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