音楽:ショパン マズルカ 作品59-3(第38番)
MIDI Classics http://windy.vis.ne.jp/art/index.html
■ショパンのマズルカ
・ショパンの祖国ポーランドの農民(一般庶民)の間に伝わる民族舞曲
・3拍子の舞曲だが、1拍目は弱拍になることが多く、2拍目、3拍目に
アクセントが来ることが多い
・民族舞曲特有の素朴で不思議なリズム
・ショパン作品の全カテゴリー中、曲数が最も多い(60曲近い)が、
ほとんどの作品は小規模
・マズル、クヤヴィアク、オベレクの3種類に大別され、ほとんどの曲は
その複合形をとる
・ショパンが常日頃から日記を書き綴るように気軽に作曲したもので、
作曲時の率直な心境が現れている
(ショピニストへの道~ショパンを極めよう~
http://www10.plala.or.jp/frederic3/index.htmlより)
■作品59
このあたりになると本当に名作の目白押しとなります。時期的には幻想ポロネーズを完成させた後になるため、もはや曲の規模を拡大することは求めず、逆に構成的には単純になります。しかし細部の密度は高くなり、まさに円熟期の様相を示しています。
第1曲は非常に有名で、ほの暗い旋律の表情がショパンらしいです。各部に手の込んだ転調が含まれており、小品にもかかわらず内容が濃い曲といえます。対位法的書法も存分に用いられ、民族性と幻想性が高度に融合した素晴らしい傑作です。
第3曲は、「第1曲もいいけど、やっぱりこっちがマズルカの最高傑作」という人も多い強烈な民族性とサロン的高貴さが同居する曲です。
(音楽図鑑CLASSIC
http://www.asahi-net.or.jp/~qa8f-kik/index.htmlより)
●梅雨明けが近くなり,植物の色が濃くなってきた。
マズルカのリズムもおもしろい。