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朝、目を覚ましてみると空はどんより曇っています。タバコを吸いながら外をよく見ると小雨が降っていました。私の物音で目を覚ました同室のHさんと、"雨の中をスタートするのはイヤですね。でも、日が高くなってきたら止みそうな気もします"などと話しながらしばらく時間を過ごします。
そのうち空が明るくなりはじめ、雨も止んだようです。荷物を持ってレンタルステーションへ。レンタルバイクショップは店頭に約束通り3台の赤いスーパーカブ100を用意して、なかなか現れない我々を待っていてくれました。
レンタルバイクを預ける際、保証金代わりにパスポートを預けます。レンタルバイクショップのオーナーは、北部に行くならパスポートの顔写真欄と入国スタンプ欄のコピーを持っていた方が良いとアドバイス。急遽、皆さんのパスポートを持ってセブンイレブンに走ったのですが、タイのセブンイレブンにはコピーサービスはありませんでした。何件ものセブンイレブンを巡るうち、偶然にもコピー&FAX屋を発見。無事コピーを取ってレンタルバイクショップへ戻る途中、昨日あれほど探しても見つけられなかったストレッチコードを発見。1本購入してみました。
ここでスーツケースはレンタルバイクショップのオーナーの家へ預けて必要な荷物をバイクに積み込みます。私の荷物はショルダーバッグ1個なのでフロントバスケットに放り込むだけですが、あとのお二人はリヤシートに積載です。お二人が荷物を積み込んでいる間にレンタルステーションのオーナーからチェンマイの雑踏を抜け出すルートについて教えてもらい、朝食をとったらいよいよツーリングのスタートです。
レンタルバイクはガソリン、ほぼ空の状態で渡されます。最寄りのスタンドで給油してから行くように言われていたのでまずはガソリンスタンドへ。ここで最初の問題が発生です。スーパーカブ100のガソリンタンクはシートの下にあります。そして、タイのカブは2人乗り用のシートがついています。つまり、後部座席に荷物を積んだ状態では給油する事ができません。せっかく積んだ荷物をすぐ近くのガソリンスタンドで再び降ろしたり積んだりしているお二人を待つ間にチェンマイを抜け出すルートを再度確認していた私の頭に、もっとシンプルに抜け出すルートが閃きました。その閃きルートで意外なほど用意にチェンライへ向かう118号線に乗る事ができました。今回の旅で最も長い190kmの移動の始まりです。
ドイ・サケットを抜けたあたりからルートは山越えに入ります。舗装はしっかりしていて走り易いのですが、アップダウンが次第に激しくなり、排気量の小さいバイクではなかなか距離を稼げません。190km位の距離は他のツアーではあっという間の距離なのですが、スーパーカブ100ではなかなか手強い移動となります。山越えで標高が上がるとかなり気温も下がり、休憩地点ではお二人はジャケットを着込みます。私は長袖を1着しか持っていませんし、日本に帰るまで温存する予定の服なのでTシャツ1枚で我慢です。
いくつかの山を越えてようやく平地に到着。しばらく走ると昼を過ぎています。メ・チェディという町で適当にバイクを止めて、道路脇の食堂で昼食にします。
このメ・チェディという町。多分何度も通った事があるのですが、いつもバスで移動していた私には馴染のない町です。つまり外国人が立ち寄るなどという事はほとんど無いでしょう。言葉がほぼ通じない私達を明るくもてなしてくれる食堂の女主人を見ているうち、最初の企画段階ではバイクを使う事に消極的だった私も、今回、カブを使ったメリットが大きい事を実感しました。こんな町に気軽に立ち寄る事ができるのはバイクの機動力のなせる技です。
本日の目的地、チェンライは私にとって思い出深い町です。20代前半の頃、資金が尽きかけた私はこの町のゲストハウスで仕事を手伝わせてもらって長逗留した事があるのです。ですからチェンライに入ったらすぐに思い出深いゲストハウスへ向かいます。
ところがあれから20年の歳月が流れ、私が長逗留したゲストハウスは取り壊しの真っ最中。確かその周辺に何件もあったゲストハウスもいずれも見当りません。街外れにバイクを止めて、お二人にはしばらく待ってもらう事にして徒歩で宿泊先探しに向かいます。街中でいくつかの宿を見つけたのですが、どうも私のイメージに合いません。それではと、長距離バスのターミナルへ客引き探しに向かいますが、バスターミナルに客引きの姿はありません。
少しあきらめの気分で街中の宿で手を打とうかと考えながらお二人が待つところへ帰る途中、いいのを見つけました。イメージにピッタリの安宿。ニコニコ顔で"いいのがありましたよ"と戻った私にお二人は"何か恐いね"と。
この日、宿泊したチェンライのYa Houseは復路でももう1泊するのですが、参加のお二人からは"お化け屋敷"との称号を与えられました。
夜になると、宿から程近い道路が歩行者天国になって、お祭りが行われています。お祭りの屋台で夕食とビール。祭りの気分を味わって宿に戻ると、宿のオーナーが"お祭りに行ったか?"と。"行ったけど、何のお祭り?"と尋ねてみると、中国系のお寺のお祭りとの事でした。
そのうち空が明るくなりはじめ、雨も止んだようです。荷物を持ってレンタルステーションへ。レンタルバイクショップは店頭に約束通り3台の赤いスーパーカブ100を用意して、なかなか現れない我々を待っていてくれました。
レンタルバイクを預ける際、保証金代わりにパスポートを預けます。レンタルバイクショップのオーナーは、北部に行くならパスポートの顔写真欄と入国スタンプ欄のコピーを持っていた方が良いとアドバイス。急遽、皆さんのパスポートを持ってセブンイレブンに走ったのですが、タイのセブンイレブンにはコピーサービスはありませんでした。何件ものセブンイレブンを巡るうち、偶然にもコピー&FAX屋を発見。無事コピーを取ってレンタルバイクショップへ戻る途中、昨日あれほど探しても見つけられなかったストレッチコードを発見。1本購入してみました。
ここでスーツケースはレンタルバイクショップのオーナーの家へ預けて必要な荷物をバイクに積み込みます。私の荷物はショルダーバッグ1個なのでフロントバスケットに放り込むだけですが、あとのお二人はリヤシートに積載です。お二人が荷物を積み込んでいる間にレンタルステーションのオーナーからチェンマイの雑踏を抜け出すルートについて教えてもらい、朝食をとったらいよいよツーリングのスタートです。
レンタルバイクはガソリン、ほぼ空の状態で渡されます。最寄りのスタンドで給油してから行くように言われていたのでまずはガソリンスタンドへ。ここで最初の問題が発生です。スーパーカブ100のガソリンタンクはシートの下にあります。そして、タイのカブは2人乗り用のシートがついています。つまり、後部座席に荷物を積んだ状態では給油する事ができません。せっかく積んだ荷物をすぐ近くのガソリンスタンドで再び降ろしたり積んだりしているお二人を待つ間にチェンマイを抜け出すルートを再度確認していた私の頭に、もっとシンプルに抜け出すルートが閃きました。その閃きルートで意外なほど用意にチェンライへ向かう118号線に乗る事ができました。今回の旅で最も長い190kmの移動の始まりです。
ドイ・サケットを抜けたあたりからルートは山越えに入ります。舗装はしっかりしていて走り易いのですが、アップダウンが次第に激しくなり、排気量の小さいバイクではなかなか距離を稼げません。190km位の距離は他のツアーではあっという間の距離なのですが、スーパーカブ100ではなかなか手強い移動となります。山越えで標高が上がるとかなり気温も下がり、休憩地点ではお二人はジャケットを着込みます。私は長袖を1着しか持っていませんし、日本に帰るまで温存する予定の服なのでTシャツ1枚で我慢です。
いくつかの山を越えてようやく平地に到着。しばらく走ると昼を過ぎています。メ・チェディという町で適当にバイクを止めて、道路脇の食堂で昼食にします。
このメ・チェディという町。多分何度も通った事があるのですが、いつもバスで移動していた私には馴染のない町です。つまり外国人が立ち寄るなどという事はほとんど無いでしょう。言葉がほぼ通じない私達を明るくもてなしてくれる食堂の女主人を見ているうち、最初の企画段階ではバイクを使う事に消極的だった私も、今回、カブを使ったメリットが大きい事を実感しました。こんな町に気軽に立ち寄る事ができるのはバイクの機動力のなせる技です。
本日の目的地、チェンライは私にとって思い出深い町です。20代前半の頃、資金が尽きかけた私はこの町のゲストハウスで仕事を手伝わせてもらって長逗留した事があるのです。ですからチェンライに入ったらすぐに思い出深いゲストハウスへ向かいます。
ところがあれから20年の歳月が流れ、私が長逗留したゲストハウスは取り壊しの真っ最中。確かその周辺に何件もあったゲストハウスもいずれも見当りません。街外れにバイクを止めて、お二人にはしばらく待ってもらう事にして徒歩で宿泊先探しに向かいます。街中でいくつかの宿を見つけたのですが、どうも私のイメージに合いません。それではと、長距離バスのターミナルへ客引き探しに向かいますが、バスターミナルに客引きの姿はありません。
少しあきらめの気分で街中の宿で手を打とうかと考えながらお二人が待つところへ帰る途中、いいのを見つけました。イメージにピッタリの安宿。ニコニコ顔で"いいのがありましたよ"と戻った私にお二人は"何か恐いね"と。
この日、宿泊したチェンライのYa Houseは復路でももう1泊するのですが、参加のお二人からは"お化け屋敷"との称号を与えられました。
夜になると、宿から程近い道路が歩行者天国になって、お祭りが行われています。お祭りの屋台で夕食とビール。祭りの気分を味わって宿に戻ると、宿のオーナーが"お祭りに行ったか?"と。"行ったけど、何のお祭り?"と尋ねてみると、中国系のお寺のお祭りとの事でした。
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